横浜戦前日練習に参加する札幌長谷川（撮影・保坂果那）

　北海道コンサドーレ札幌は23日にホームの札幌ドームで横浜F・マリノスと対戦する。MF長谷川竜也（30）がリーグ戦17試合ぶりに先発することが予想される。22日に札幌・宮の沢での前日練習を終え、前半戦ラストの一戦に向けて「明日チャンスが来たら、この前半戦いろんな思いをしてきたものを、ぶつけられるように頑張りたい」と意気込んだ。 　今季札幌に加入し、リーグ戦での先発は3月2日第2節アウェー・サガン鳥栖戦（0－4）の1試合のみ。3試合はメンバーから外れた。今季初勝利を挙げた4月6日ガンバ大阪戦（1－0）で途中出場から決勝ゴールをアシストし、6月5日ルヴァン杯ホーム・カターレ富山戦（1－1）では移籍後公式戦初ゴールを決めるなど、攻撃面で良い働きを見せていたが、2度目のリーグ戦先発の機会はなかなか訪れなかった。「決して簡単な期間ではなかった」と振り返る。 　前日練習では、居残りして左クロスを何度も確認していた。得意なカットインからのクロスで好機を演出し、連敗を4で止める。「ベンチ外になって悔しくて、ここ（宮の沢ほか）で毎日練習している人たちの思いも僕は経験している。そういった人たちを代表して出るってところにしっかり責任を持って、自分のプレーをしっかり出すってところに意識を置いてやりたい」と覚悟をにじませた。【保坂果那】