「今は拍手を送る番だ」EURO優勝に沸くスペインメディア、指揮官の手腕を絶賛!「ラポルト、ファビアンの先発起用、若手への信頼…最高のマネジメントを見せた」
サッカー討論番組『El Chiringuito』の人気司会者、ジョゼップ・ペドレロル氏も当初、その手腕に懐疑的だったことを認めながら、賛辞を惜しまない。 「若手とベテランが完璧に融合し、1つのファミリーのようなチームを作り上げた。スペインには(おおよその人口に相当する)4000万人の代表監督がいると言われ、我々は彼を批判してきたが、今は拍手を送る番だ。デ・ラ・フエンテが監督に選ばれた時、その力量を信じる者はほとんどいなかった。しかし彼は代表にとって理想的な監督であることを証明した」 デ・ラ・フエンテ監督は、守備の構築にも手腕を発揮した。現役時代、代表でも守護神として活躍したサンティアゴ・カニサレス氏は、前出の討論コーナーで、大会を通して4失点に抑えた守備力が優勝の原動力になったと語る。 「リトリート、ハイプレス、即時奪回、周りのサポートのいずれもがハイレベルだった。いくら攻撃力や勇敢さを見せつけても、強固な守備組織が伴っていなければ、このようなメジャー大会には勝てない。それがスペインにはあった」 21世紀に入ってから3度目のEURO制覇。冒頭の番組MCミゲル・キンターナ氏は、それぞれの違いをこう表現する。「最も祝福されたのがEURO2008、最も凄まじさを見せつけたのがEURO2012だったとしたら、今回は最もインパクトが大きい優勝だった」 文●下村正幸
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