男性死亡…観光スポットの先で遺体発見 知人と酒飲んだ男性、駐車場でトラブル…車でさらわれ、暴力団組長らが殺害 男性を埋める 事件で使った車、暴力団と隠し新規登録か 組長ら3人を再逮捕
県警は、逮捕監禁などに関与した24~51歳の男女計16人を11月1日までに逮捕。その後、容疑者の供述や防犯カメラ映像の精査などから小鹿野町の山林に遺体を遺棄した組幹部ら4人を特定した。 捜査関係者によると、遺体の運搬には車両を利用したとみられ、一連の犯行に使用した車両の一部は押収しているという。遺体は山林の土に埋まっていて、11月15日に発見した。捜査関係者によると、事件の背景には金銭トラブルがあるとみられ、経緯を詳しく調べるとともに、殺人容疑での立件も視野に関与した人物の特定なども進める。 ■発見現場は合角ダムの上流 民家や街灯なく 遺体の捜索が行われた現場は、秩父の人気観光スポット「合角(かっかく)ダム」の園地(小鹿野町日尾)から、長久保川上流に5キロほど進んだ寂しげな山林。道中は、趣のある古民家が点在しているが、奥地へ進むにつれて、対向車とすれ違うことが困難な狭くて険しい一本道が続く。
15日、捜索活動は長時間にわたって実施され、警察官は街灯も民家もない、真っ暗闇な林道にパトカーを止めて規制していた。