【バレー】V Cupが開幕。日立Astemo、デンソー、久光、岡山が初戦勝利 V1女子
バレーボールV1女子12チームによるV Cupが9日に開幕。この大会は12チームがA・Bの2グループに分かれ、予選ラウンドではグループ内で総当たり戦を行い、各グループ上位2チームが4月6・7日に行われるファイナルラウンドに出場する。9日には岩手、富山、山形、岡山で計4試合が行われた。 山形の小真木原総合体育館では、レギュラーラウンドで勝ち星がなく、V Cupではホームで初勝利を狙うアランマーレが久光と対戦。第2・第3セットを連取し、フルセットに持ち込むも、経験値で上回る久光が最終セットを15-11で取り切って勝利した。 日本代表に西村弥菜美、平山詩嫣、荒木彩花の3選手が選出され、不在となっている中で勝ち切った久光のセッター・万代真奈美は「準備期間が短い中で全員が積極的にコミュニケーション取って全員が声を出して雰囲気を作れたことがとても良かった。いろんな状況の中でも全員が最後まで攻める気持ちで戦えたことが勢いにつながったと思う。勝ち切れることができたことは良かったが、チーム、個人としての課題と修正点を改善して更に成長していきたい」と試合後に語った。 岩手でのホームゲームとなったPFUは紫波町総合体育館で日立Astemoと対戦。第3セットは大接戦の末、30-28で奪取するも1-3で敗れた。 岡山は笠岡総合体育館でホームゲームを行い、レギュラーラウンドでベスト4に進出したトヨタ車体と対戦。佐伯亜魅加、中元柚朱の両エースが躍動し、ストレートで勝利した。一方のトヨタ車体は春高を沸かせた内定選手の笠井季璃が第2セット以降スタートから出場したが、7得点に留まった。 KUROBEは黒部市総合体育センターでデンソーと対戦。KUROBEは第1セットを25-22で先取したが、対するデンソーはレギュラーラウンドに引き続きスタメン出場のロザマリアが26得点(内、ブロック3得点)、内定選手の石倉沙姫も16得点(内、サーブ1、ブロック2得点)の活躍を見せ、第2セット以降を連取し、3-1で勝利した。KUROBEも梅津憂理が20得点(内、サーブ1得点)と奮闘するもホームでの勝利はならなかった。 10日は同じ会場で組み合わせの異なる計4試合を行う。 【9日の結果】 ■Aグループ PFU 1(20-25、17-25、30-28、16-25)3 日立Astemo KUROBE 1(25-22、22-25、19-25、22-25)3 デンソー ■Bグループ アランマーレ 2(17-25、25-17、25-22、19-25、11-15)3 久光 岡山 3(25-19、25-14、25-16)0 トヨタ車体
【関連記事】
- トヨタ車体・藪田美穂子「一緒に戦ってくれていた仲間の成長を見られ負けて悔しい気持ちもあるが誇らしい気持ちもある」インタビュー
- 久光・大竹里歩主将「若い選手が引っ張っていくチームにしたかった。怪我をしてからこんなに試合に出たのは久しぶりで、プレーヤーとしては楽しいシーズンだった」 Ⅴ1女子
- 優勝への1ピース!! NEC・古賀紗理那選手のバックアタックの「質の進化」とセッターとのコミュニケーションの「深化」 V1女子
- 日本代表に選出! 埼玉上尾・山中宏予「ブロックは自分の持ち味。今季は自分の色でプレーができた」 V1女子
- デンソー・山下晴奈「今日は特にスパイクが打て、集大成としてやれたのは良かった」インタビュー