大阪のライブハウス 新型コロナウイルスで新たに2人感染 参加者90人と連絡取れず
先月15日に大阪市都島区のライブハウスで行われた100人規模のコンサートに参加していた男女4人が、新型コロナウイルスに感染していた件で、大阪府は2日、新たに2人の感染が判明したと発表した。まだ、参加者の大半と連絡が取れておらず、大阪府の吉村洋文知事はツイッターで「90名は当日チケット等特定が不可能です。保健所相談センターにご連絡頂くしか方法がありません」と呼びかけている。
発表によると、今回新たに感染が確認されたのは、大阪府在住の50代男性と、知人の40代女性の二人。この50代男性は感染経緯は不明だが、すでに札幌市で感染が確認された大阪府内の男性と2月18日に接触しているという。40代女性は、50代男性と頻繁に会っていたという。 吉村知事は、この2人が報道でライブハウスのことを知り、保健所に連絡相談が入り、後に陽性が判明したとツイッターで説明していた。
大阪府によると、ライブハウスのコンサートの大半の来場者と連絡が取れていないという。この事態に吉村知事は、ツイッターで「お客さん120名の内、30名は連絡先が特定できる前売チケット購入の方でライブハウスが名簿を持っており、ご協力で名簿入手しました。保健所から個別アプローチします。ただ、残り90名は当日チケット等特定が不可能です。保健所相談センターにご連絡頂くしか方法がありません」と呼びかけている。 このライブハウスの件で、大阪府は1日に感染者の集団(クラスター)が発生している可能性があるとして、厚生労働省に「クラスター対策班」の派遣を要請している。