【中日】メヒア「あの一球に泣かされた」4回の先制被弾を悔やむ 「インサイド投げ切れなかった」大塚コーチが指摘
◇22日 広島3―1中日(バンテリン) 敗戦を喫した後、中日の先発のメヒアがただ一人、ベンチに残ってうつむいていた。「前回の登板に比べたらコントロール良く投げることができた。でも、あの一球に泣かされた…」。4回、5番末包に先制2ランを献上。文字通り、一球に泣いた。 先制点の重要性を理解しているからこそ、余計に痛かった。4回に先頭の野間にフルカウントから四球を与えた。1死は取ったものの、5番・末包への初球が痛恨の一球となった。内角低めに投じた148キロ直球を捉えられた打球は左翼席ぎりぎりに着弾。2点ビハインドのまま、5回1死一塁の場面で代打・板山が送られた。 試合後の大塚投手コーチは「今日に関しては末包の初球。本人が併殺を取らせにいこうと選んだインサイドを投げ切れなかった」とコメント。広島戦は試合前の時点で通算2戦2勝、防御率0・69と好相性だったが、カープの先発は大瀬良。チームだけではなく、本人にとっても悔いが残る一球が響き、右腕は今季5敗目(3勝)を喫した。 8日の楽天戦(バンテリンドームナゴヤ)では4回途中7失点、15日のロッテ戦(ZOZOマリン)も5回途中4失点。いずれも本塁打で試合を決定付けられ、失点には四球が絡む。交流戦3戦2敗からの巻き返しを誓ったが、この日も結果を残せなかった。
中日スポーツ