【オートレース】ナイスラン!森且行 最重ハンデの大外枠から追い上げて今シリーズ初勝利~G2浜松記念曳馬野賞
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は22日、静岡県浜松オートレース場で開催中のG2「第2回浜松記念曳馬野賞」4日目・第7レース「一般戦」に出走。8車立ての大外8枠から発進して最後方からの追い展開になったが、気温が上がって熱した走路を完全耐久して、7車を鮮やかにさばき1着ゴールを決めた。今シリーズ初勝利を内容濃いレースで飾った。 準決勝戦進出はかなわず、一般戦回りとなったが、力強い足色でライバルたちをねじ伏せた。「うん、よかったね!このエンジンなら準決に行けたなあ(苦笑い)。スタートは全然ダメだったけれど、タイヤが滑らなかったし、コーナーがすごく乗りやすかったよ!セットをやって、そういう仕上がりにしたかったんだ。そこはうまくいきましたね」 ナイスランを決めて、ロッカーで気分よく着替えをしていると、先輩の別府敬剛が祝福にやって来て、「すげえじゃん。最重ハンデから追い上げて勝つなんて、本当に素晴らしい!そう記事に書いてあげてよ」と声を掛けられると、森は最高のスマイルを浮かべて「ありがとうございます!でも、ペップ先輩の突っ込みには勝てませんよ~」と頭を下げていた。 最終日・23日は雨の予報がアナウンスされているが、「雨の浜松も乗ってみたい気はするね。データも取れるし。勝てたから賞金でシリンダーを買っちゃおうかなあ~」と最後まで前を、未来を見据えていた。 頑張って、踏ん張って、働きまくって今年8勝目、通算708勝をその手につかんだ。また次の1勝を獲得すべく、森は攻撃の手を緩めない。おめでとうございました。
報知新聞社