決勝戦はスコアレスでPK戦決着!大分が東京成徳大深谷を下し優勝
3月28日、第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタルの決勝トーナメント決勝がアミノバイタルトレーニングセンター宮崎で行われ、大分(大分)が東京成徳大深谷(埼玉)を0-0(PK4-3)で下し、見事に優勝を果たし 【フォトギャラリー】東京成徳大深谷 vs 大分 守備陣が安定しているチーム同士による対戦ということもあり、どちらにもチャンスが生まれない展開が続く。そんな中、最初の決定機は大分。25分、DFラインの裏へのフィードを飛び出した相手GKが後逸。これにいち早く反応したFW5川野迅翔(新3年)が無人のゴールへ蹴り込む。しかし、川野の狙い澄まして放ったシュートは外側のサイドネットへ。この前半唯一の決定機を生かすことが出来なかった。 スコアレスのまま後半に入ると、ギアを上げた東京成徳大深谷が大分を押し込む。前線からハイプレスを仕掛け、セカンドボールの回収率を上げ決定機を作り出す。 36分、FWが収めたところからFW11川上稜介(新3年)が裏に抜け出すと、GK前を横切るラストパスを送る。これに走り込んだMF37西村優悟(新3年)が足を伸ばすが、あと一歩届かず。38分には、DF64山谷康太朗(新2年)が左からクロスを入れると、こぼれ球を拾った川上が狙うもわずかに枠を捉えることが出来ない。 その後も山谷のロングスローや、CKから相手ゴールを目指した東京成徳大深谷だったが、集中力を切らさない大分DF陣を最後まで崩し切ることが出来ず、スコアレスのまま後半も終了。勝負はPK戦へ持ち越しとなった。 PK戦では、大分の1本目と3本目を東京成徳大深谷GK47緑川徠雅(新3年)がシュートストップ。しかし、東京成徳大深谷もこれにお付き合い。2本目と3本目を外してしまい、5本目が終わって3対3でサドンデスに突入。6本目を成功させた先行の大分が4-3とリードすると、GK88田口駿(新3年)が見事にシュートを止め決着。PK戦を制した大分が高校サッカードットコム杯優勝を果たした。 (文・写真=会田健司)