「一つ、足というのがポイントを握る戦いになってくる」 ソフトバンクCSファイナルS勝ち上がりの"キーマン" 球界OBが着目する点とは
シーズン1位のソフトバンクは16日から本拠地に日本ハムを迎えて、CSファイナルSを戦う。 【動画】最後はベテラン宮西が締めた!CS初セーブを記録したシーン CSファーストSを連勝で突破、勢いのある戦いぶり、新庄剛志監督のサプライズ起用も話題を集めている。 日本ハムとはシーズン終盤にきて、カード7連敗と負のデータもある中で、右足首を負傷中の近藤健介、戦列に戻ってくる柳田悠岐含め、強力打線がどう立ち向かうか。 パ・リーグのCSファイナルS展望に関しては球界内からも考察の声が上がっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は15日に自身のYouTubeチャンネルに「【CSファイナル展望】圧倒的投手力の巨人vs打撃のDeNA『エース東の離脱が痛すぎる…』日本ハム日本シリーズ進出の絶対条件は『初戦の伊藤大海の勝利』ホークスの鍵は周東の足!!【プロ野球】」と題した動画を更新。セ・パに独自の見解を語っている。 まず高木氏が日本ハムが勝ち上がるためのポイントとしたのは初戦の伊藤大海のピッチングだった。 「伊藤大海が勝つか、負けるか」として、初戦に投げる伊藤がチームに勢いを与えられるかが、大事な鍵を握るとした。 今季最多勝、最高勝率の投手二冠を果たした伊藤が敵地でどんなピッチングを見せるかで勝負の流れは変わってくると指摘。 一方の王者、ソフトバンクのキーマンにあげたのはリードオフマンの周東佑京だった。 主軸の近藤、柳田、山川穂高含め、これらの選手が打つのは「想定内」としながら、「だけど周東の足は抑えられないんだよね、なかなか」と話した。 周東といえば2023年のWBCでも得意の足を生かして、侍ジャパンの一員として世界一奪還に貢献。脅威的な俊足で世界を驚かせたことも知られている。 プレッシャーがかかる短期決戦では足をいかに使えるかも大事として、「一つ、足というのが、ポイントを握る戦いになってくるかな」と高木氏もコメント。 日本ハム投手陣としては1番バッターの周東をいかに出さない、抑えられるかが勝機を分ける一つのポイントになるとした。 動画内ではセ・リーグのCSファイナルS展望も語っている。再び始まる熱い戦いの行方が注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]