起動速度を35%以上短縮した「メモ帳」、AIが文章を校正する「リライト」もテスト開始
米Microsoftは11月6日(現地時間)、「メモ帳」のアップデート(v11.2410.15.0)を発表した。選択テキストの説明を「Copilot in Windows」に依頼する機能をさらに洗練させ、「メモ帳」アプリ上で「リライト」(Rewrite)できるようになる。 この機能を利用するには、対象のテキストを選択した状態で[Rewrite]コマンドを実行する。コマンドにはメインのメニューバーや右クリックメニュー、[Ctrl]+[I]キーなどからアクセス可能。コマンドを実行すると、3つの書き換えバリエーションが提案されるので、好みのものを選択すれば、テキストがそれに置き換わる。 もし提案が気に入らなければ、オプションを調整して再試行することも可能。オプションは以下が用意されている。 ・コンテンツの長さ ・トーン ・フォーマット 以前に提案されたバージョンはダイアログに保存されているため、必要に応じて簡単に復元できる。 なお、この機能はまずプレビュー版として米国、フランス、英国、カナダ、イタリア、ドイツで提供される。利用の際は「Microsoft アカウント」によるサインインが必要。オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、台湾、タイでは「Microsoft 365 Personal/Family」および「Copilot Pro」の特典として提供される。 なお、日本で「リライト」はまだ提供されていないが、継続的に行われている「メモ帳」の起動速度改善の恩恵を受けることは可能。今回のアップデートにより、ほとんどのユーザーでアプリの起動時間が35%以上短縮され、なかには55%以上の向上することもあるという。
窓の杜,樽井 秀人