笠松 将が着る、“プレイボーイ”なオトコのスタイル PART 2
今回の装いにも、その片鱗が。クラシックとは一線を画すその柔らかなシルエットは、幅広で低いゴージと相まって実に80年代的です。 大人が大人であることを楽しんだ時代。遊び場での装いに美学を持つ大人は、いうまでもなく口説き上手です。
◾️ Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)/臆せず堂々と。ナルシシズムとはつまり、美意識です
カジュアルな着こなしが、大人の日常着としてすっかり定着した昨今。そんな時代の変化にいちいち噛みつくのは野暮というもの。しかし、そんな時代にあっても、確固たる美意識は持っておきたいものです。
ショート丈のジャケットにベスト、そしてプリーツ入りのパンツというスリーピース。フォーマルにしてモードなその装いは、美学や美意識がないがしろにされがちな今の時代でこそ、いっそう華やかに映るのです。
インナーに合わせたのはシャツではなく、シルク製のハイネック。その光沢が、フォーマルなスリーピースに色気を与えます。
従うのはルールではなく、あくまで自らの美意識。そこから生まれる堂々とした所作が、女性の視線を集めるのです。
モテるとは何か。とどのつまり、それは自己愛があってこそなのではないでしょうか。薔薇の花束も、自信なきオトコに似合うはずもありませんから。
すべて白でまとめた装いも、また然り。キザになりがちな白も、堂々と着こなす。その自信に満ちた姿に、女性は惚れるのです。 だから、自分だけのストーリーを紡ぐ作家は、プレイボーイとなり得るってわけです。
【Profile】笠松 将(かさまつ・しょう)
1992年、愛知県生まれ。高校生の時にスカウトされ、アルバイトを続けながら映画のエキストラに参加。下積み時代を経て、2019年には連続ドラマや映画出演本数における20代男性俳優1位に輝くまでに。2020年には映画『花と雨』で長編映画初主演を果たす。 ドラマ「君と世界が終わる日に」、Netflix「全裸監督2」といった話題作に続々と出演する中、巨匠マイケル・マンが監督を務める全編オール日本ロケによる超大作ドラマシリーズ「TOKYO VICE」に出演し、日本だけでなく海外からも注目を集める。 2022年にはハリウッドを代表するエージェンシーと契約を結び、また2023年に個人事務所を設立し、本格的に海外へも進出する。 ※掲載商品はすべて税込み価格です 主演/笠松 将 共演/香川沙耶 写真/HIRO KIMURA(W) スタイリスト/久保コウヘイ ヘアメイク/MIZUHO(笠松)、古川 純(香川) 文/安岡将文 撮影協力/Room312、ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー 編集/石井 洋、吉田奈緒子(ともにWeb LEON)