「『あぁそうだったね』って感じ」昨年女王ボンドロウソワ語るウィンブルドン制覇後の変化<女子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に女子シングルス第6シードとして出場する世界ランク6位のM・ボンドロウソワ(チェコ)が6月30日に会見に登場。昨年女王として臨むプレッシャーや先月芝コートに足をとられ転倒した際の負傷の程度を明かした。 【大坂なおみ、日比野菜緒、内島萌夏ら ウィンブルドン組合せ】 25歳のボンドロウソワは昨年のウィンブルドンに世界ランク42位として出場すると、V・クデルメトバやD・ヴェキッチ(クロアチア)、M・ブズコバ(チェコ)、J・ペグラ(アメリカ)、E・スイトリナ(ウクライナ)ら強敵を次々倒し決勝に進出。最後はO・ジャバー(チュニジア)をストレートで下し四大大会初制覇を成し遂げた。 世界ランクもキャリアハイとなる6位をキープし迎えた今回の防衛戦だったが、先月20日のエコトランス レディース オープン(ドイツ/ベルリン、芝、WTA500)2回戦では芝に足をとられ転倒し負傷。大事をとって途中棄権した。 ウィンブルドンが復帰戦となるなか、ボンドロウソワは負傷の影響や女王としてのプレッシャーの有無を明かした。 「ここには水曜日に来て練習してきた。素晴らしい練習ができて、今は大丈夫。でも、転倒したときは怖かった。数日間プレーできなかったから」 「去年はクレイジーだった。素晴らしい2週間だったから、戻ってこれてとてもうれしい。センターコートに戻るのが待ちきれないの。まだストレスは感じないけど、明日トーナメントが始まって、いろいろなことが見えてくると思う。でも、練習で感触はつかめた。正直、あそこに戻るのが待ちきれない。いい思い出もある。でも、たくさんのストレスとプレッシャーもあると思う」 ウィンブルドン優勝後もトップを維持しているボンドロウソワは、2023年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で8強入り。今大会は女王として、優勝候補の1人として臨むこととなる。 「正直なところ、私はウィンブルドンの後もあまり変わらなかったと思う。優勝で周りの人たちが変わった。周りの人は私を見る目が変わったように感じるの。でも、私にとっては家にトロフィーがあるから、毎日『ああ、そうだったね』って感じよ」