【訃報】桂ざこばさん 喘息のため死去「あまりにも突然の事で、ご家族も今は悲しみにくれるばかりです」涙もろく人情味あふれる姿で人気
落語家の桂ざこばさんが死去しました。76歳でした。 所属する米朝事務所によりますと、落語家の桂ざこば(本名:関口弘)さんが、喘息のため、 6月12日(水)午前3時14分、自宅にて息を引き取ったということです。 同事務所は、「あまりにも突然の事で、ご家族も今は悲しみにくれるばかりです。ご親族の心中をお察しいただき、静かに見守ってくださいますよう、伏してお願い申し上げます」としています。 また、「我々スタッフにもお気違いくださる、とても素敵な師匠でした。 追ってお別れの会を執り行う予定ですが、取り急ぎお世話になった関係者の皆様、 応援してくださった皆様に深く感謝しますと共に、謹んでお知らせ申し上げます。」としています。
涙もろく 人情味あふれるコメントで人気
桂ざこばさんは、1947年9月21日大阪市生まれ。15歳で桂米朝さんに入門し、桂朝丸として活動を開始。 40歳で二代目桂ざこばを襲名し、上方お笑い大賞を受賞するなど落語家としての活躍はもちろん、舞台やテレビ番組などでも活躍していました。 1999年から放送していたMBS「ちちんぷいぷい」でもレギュラー出演者をつとめ、親子の姿をVTRで見て、生放送の中で号泣する姿や、人情味のあふれるコメントで人気でした。
悲しみの声 シャンプーハットが「怒られた思い出」語る
訃報を伝えたMBS「よんチャンTV」に出演したシャンプーハットてつじさんは、「TVで話すときは感情を抑えたりしますが、ざこばさんは感情むき出し、泣くし、怒るし、一緒に仕事をしていて勉強になる。感情をむき出しにする、そういう時代じゃなくなってきましたが、悲しいですわ」 シャンプーハット恋さんは、「記憶にあるのは、ざこばさんにコンビで呼んでもらって、そこには、やしきたかじんさん、円広志さんもいて、てつじがざこば師匠にめちゃめちゃ怒られたんです。」と思い出を話しました。 てつじさんは、「(私は)ざこばさんと呼んでいたので、『なんで君はざこば師匠と呼ばないんや』と言われた。『僕は弟子ではないので師匠と呼びにくい』と言ったら、ざこば師匠は『お笑いで言ったら、君たちも弟子、後輩だと思っているから、師匠と呼べばいい』と言われました」と、優しくて男気のあるエピソードを話しました。