ショーン・コムズ、恋人に暴行を加える動画が流出する 本人がコメントを発表
【本文中には暴行に関する記載があります】 昨年11月に元恋人のキャシー・ベンチュラから性的暴行で訴えられたディディことショーン・コムズ。今年4月には性的人身売買疑惑が浮上、国土安全保障省と連邦政府が彼の自宅を家宅捜索したことが大きく報じられた。その彼が元恋人のキャシーに暴行している動画が発見された。放送局「CNN」が入手、放送した。
動画は2016年、カリフォルニア州にあるインターコンチネンタルホテルの監視カメラによって撮影されたもの。最初にキャシーが部屋からバッグを複数持って出てくると、急ぎ足でエレベーターホールに向かう様子が写っている。キャシーは黒いフーディーを着て、顔を隠している。続いてコムズが腰に巻いたバスタオルとソックスだけという姿で部屋を出てくると、走ってキャシーを追いかける。コムズはエレベーターホールでキャシーに追いつくと、彼女の首の後ろを掴み床に引きずり倒し強く蹴り付けた。彼は床に投げ出された彼女のバッグを乱暴に拾うと、うずくまる彼女をもう一度蹴り付ける。そして彼女の首を掴んで引きずりながら部屋に戻っていった。
この動画が報じられるとロサンゼルス郡地方検事ジョージ・ガスコンはSNSでコメントを発表。「ショーン・コムズがロサンゼルスで若い女性に暴行を加えたとされるビデオがネット上で拡散していることは承知している。我々は、この映像が非常に穏やかならざるもので、目を背けたくなるものであると感じている」。しかしこれがCNNの報じた通り暴行が行われたのが2016年であれば「残念ながら時効を超えているため起訴できない」と説明している。新聞「ニューヨークポスト」によるとカリフォルニア州における軽度の暴行罪の時効は1年、重暴行の時効は3年。いずれにしても時効は過ぎている。しかし検事はこの映像に関連した犯罪はこれまでに報告されていないとコメント、「被害者や目撃者は通報してほしい」と求めている。
