〈現地レポート〉夏のコミケ終幕、2日間で26万人参加 両日ともに猛暑と人流に圧倒…次回は大晦日回避で年末開催
8月11日と12日、東京ビッグサイトにて大型同人誌即売イベント「コミックマーケット104(C104)」が開催。本日16時の閉場をもって2日間の日程が終了し、両日でのべ26万人が参加した。(現地概況) 【画像】最終日も大盛況の「コミケ」は“休める”変わった出展ブースも賑わう…現地の様子(全5枚) 毎年夏冬シーズンに開催される大型イベントのコミックマーケットでは、アニメやゲーム系ジャンルの個人クリエイターが自作する「同人誌」の販売が主に行われ、コスプレイヤーたちが撮影を応じるコスプレエリアや、企業が出展ブースを構える企業エリアも展開。会場となる東京ビッグサイトを全館使用する一大イベント。
入場待機列では万全の暑さ対策求められる“夏コミ”
104回目となった今夏のコミケでは、一日あたりの人数制限を設けずに、各日十数万人の来場を見込んだが、準備会の速報値によると昨日は13万人、本日2日目も同程度の13万人が参加したことで、総数は両日合計26万人にのぼった。 本日も昨日に続き、早朝から暑さを感じるほどの厳しい暑さに見舞われた。特に午前中参加者の入場待機列の一部は日陰のないアスファルトに設けられていたことから、十分な水分補給、折り畳み日傘をさす、帽子をかぶる冷却材で温度を下げるなどの万全の熱中症対策が求められていた。 そして10時30分の開場後、最速入場が可能な券種「アーリー入場」の参加者を中心に、1時間経たずして東展示場のサークルエリアが人で溢れる盛り上がりを見せた。また、今回は午後入場の料金が前売500円を下回る割安だったこともあり、両日通して午後の人流は前回比で多かった印象だった。 コミケのサークルエリアは1日目と2日目で参加サークルは全入れ替えとなっており、今日2日目には「アイドルマスター」「ラブライブ!」「東方Project」等のゲーム系二次創作から、オリジナル作品、そして評論、鉄道など幅広いジャンルの同人誌が頒布され賑わった。
次回“冬コミ”は大晦日の前日に開催
一方の企業エリアは2日通して130社が出展しており、昨日に引き続き「原神」のHOYOVERSEや「アズールレーン」のYostarといったスマホゲーム系が活況。一部出展ではグッズを買い求める参加者の列が伸びに伸び、展示場の外周に入り切らないほどの列も各所で見られた。その他公式コスプレイヤーによる撮影会からノベルティの配布、休むことに特化した一風変わったブースまで様々な展開がなされた。 2日間の日程を終えた夏のコミケだが、早くも次回が年末に控える。次回開催のC105は12月29日~30日の2日間に東京ビッグサイトにて開催予定で、2007年からの恒例だった「大晦日開催」を回避した形となる。C105のサークル出展申込みは8月中旬まで。(撮影=無表記の画像は編集部撮影)
オタク総研編集部