SUPER EIGHT・横山裕 今年一年を漢字一文字で振り返ると『音』
2024年のコラムも今回が最後になりました。読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。7日からデビュー20周年イベントを締めくくるドームツアーが福岡で開幕しました。一回一回の舞台の重みを感じ、かみしめながらやらせてもらっています。 今回の周年ライブをする中で感じていることは、いろいろな曲をやる中でその時の情景や、歌詞の刺さり方が曲を出した時とは違うなと。物理的なものを凌駕(りょうが)して伝わる感情があり、舞台で感極まる瞬間があります。ドームという会場もありますが、この景色を見せてくれるのはお客さんです。『一緒に楽しもう』、『お祝いしよう』という気持ちが伝わってくるんです。 2024年は、グループとしての20周年というスタートがあり、そこからゴールテープを目指して走ってきた1年だったかなと思います。まだゴールテープを目指して走っている途中ですが、その先に何があるのか自分の中での挑戦ですね。20周年だからといって僕は止まりたくない。違うことに挑戦したい。せっかく同じ時代に生まれたので、皆さんと楽しみを共有したいという気持ちです。 今年を振り返れば、グループ名が変わったのは大きなこと。自分たちも名前にプライドを持ってやってきたので。本音を言うと『SUPER EIGHTさん』と言われると気を使われているなという気持ちを抱くこともありますが、個人としてはそれも活躍していけばなじんでいく、根っこの所でオレらはオレらで変わらない、という気持ち。成功にしないといけないということに変わりません。 そして、今年一年を漢字一文字で振り返ると『音』です。ロッキン(9月の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」)、11月の東京スカパラダイスオーケストラさんの35周年記念公演「スカパラ甲子園」など、僕らも周年ということでライブが多かったのですが、音楽を通していろんな方とつながったなと思います。メンバーもそうだけど、スタッフさんや皆さんとライブでの音を通じ、今年の1年は走ったなと思います。 もうすぐ迎える2025年。抱負としては挑戦することがたくさんあるので、そこにのまれないようにしたい。でもありがたいなと思いますね。こういう年になっていろいろチャンスをもらえるのはありがたいです。年々、周囲への感謝が増しています。