～NHKマイルC・過去の傾向分析～

2戦2勝のマイル戦で巻き返しを狙うジャンタルマンタル

　レース史上初となる2歳王者と2歳女王の激突。この2頭が人気を集める形となりそうだが、過去20年、前年の朝日杯FSの勝ち馬は〔2.2.1.3〕。特に前走も4着以内に好戦していれば〔2.1.1.0〕複勝率100％。これに該当するジャンタルマンタルは外せない。一方で、阪神JFの勝ち馬も出走頭数こそ少ないが〔1.1.0.0〕と堅実。連対した2頭は桜花賞でも4、2着に好走していたが、同2着のアスコリピチェーノも馬券圏内が濃厚か。となれば残り1枠を巡る争い。

前走は完全に脚を余したロジリオン（右）

　実績馬が安定した成績を残す一方で、過去10年の3着以内馬30頭のうち、半数の15頭は6番人気以下の穴馬となっている。波乱傾向の強い一戦ゆえに、ここでは人気薄を狙ってみたい。そこで穴をあけた15頭に注目。 ◇穴をあけた15頭の共通点 ・前走5着以内（12頭） ・上がり最速での勝ち鞍あり（12頭） ・左回りの芝で連対歴あり（11頭） ・芝1600mで連対歴あり（11頭） 　 　これらの条件を全てクリアする馬のなかでも、より人気薄が見込めるアルセナール、チャンネルトンネル、ロジリオンに注目してみたい。