米兵の刑法犯増加傾向 新たなリバティ制度の効果に疑問も
17日に開かれた県議会の特別委員会で、米軍絡みの事件が増加傾向にあることが明らかとなりました。 【写真を見る】米兵の刑法犯増加傾向 新たなリバティ制度の効果に疑問も 米軍基地関係特別委員会での質疑によりますと、今年9月から11月までの米軍関係の検挙件数は、去年の同時期と比べて刑法犯が1件多い20件、薬物事件が3件多い4件となっているほか、飲酒運転も3件多い11件と、いずれも増加していることが分かりました。 ▽県警 安里準 刑事部長 「刑法犯の総数についてはまだ集計中ですが、昨年が過去最高ということで発表しています。今回はそれに準ずる、それ以上になるかなと分析しています」 今年相次いで発覚した性暴力事件を受け、米軍は10月から基地の外での行動を規制する「リバティー制度」を強化するなど、綱紀粛正を図るとしていますが、その効果が疑問視される状況となっています。 このほか、事件の再発防止策として米軍が創設を提唱している協議の場「フォーラム」について、県は「何を議題にするか最終的な合意を得られていない」などと説明していて、依然として開催の目途は立っていません。
琉球放送