『らんま1/2』の最終回を覚えてる? 意外と知らない乱馬の「その後」
原作とアニメ、それぞれに異なる結末が描かれた
1987年から1996年まで「週刊少年サンデー」で連載された人気マンガ『らんま1/2』は、若い娘が溺れた悲劇的伝説で知られる「娘溺泉(ニャン・ニーチュアン)」に落ちたことで、水をかぶると女の子になる変身体質になってしまった早乙女乱馬と天道あかねの関係性を軸に、多くの個性豊かなキャラクターが登場する日常系ドタバタラブコメマンガです。 【画像】もう手に入らない⁉ これが色白すぎる『らんま1/2』らんまとシャンプーです(5枚) 果たして乱馬とあかねは結ばれたのでしょうか。 ●原作マンガの最終回 原作マンガ最終回では、「呪泉郷(じゅせんきょう/チョウチュアンシアン)」の水を独占しようとする鳳凰の鳥人「サフラン」との死闘に決着がつき、「早乙女乱馬」と「あかね」の結婚式が描かれました。 サフランとの死闘の末、あかねが死んだと誤解した乱馬は、その体を抱きしめて涙を流します。そして心の中で「好きだって言わせてくれよ!」と叫びながら語りかけました。しかし、このときのあかねは、ただ動けないだけで意識は戻っており、乱馬の本音を知るのです。 その後、場面は呪泉郷から日本の天道道場に移ります。乱馬の父である「玄馬」とあかねの父である「早雲」に殴り倒されて失神した乱馬は目覚めると白いタキシードを着せられていました。しかも、あかねと祝言をあげると突然告げられて乱馬は混乱します。乱馬はあかねに文句をつけようとしますが、ウエディングドレス姿に目を奪われて気勢を削がれてしまいます。 乱馬がなぜ祝言をあげる気になったのかと質問すると、あかねはこう答えました。 「だって…」「乱馬…あたしのこと好きなんでしょ?」 その後、披露宴の鏡割り用に呪泉郷から届いた「男溺泉(ナン・ニーチュアン)」の樽(たる)を巡って「玄馬」「良牙」「乱馬」「ムース」が争い始め、最終的に祝い酒と勘違いした「八宝菜」に飲みつくされてしまいます。しかも「なびき」が勝手に招待状をばら撒いたため「シャンプー」や「右京」「久能兄妹」らが乱入してきて式はメチャクチャになり、最終的にお流れになってしまいました。 その後「そーゆーわけでここから先は、延長戦」というテキストと共に、乱馬とあかねが「行ってきまーす」と登校する後ろ姿で完結します。 乱馬とあかねが事実上のカップルになり、にぎやかな日常が続いていく予感に満ちたエンディングだといえるでしょう。