まさか大河で!「光る君へ」まひろ&道長のラブシーンに反響
道長の和歌=心、まひろの漢詩=志がそのまま表れたかのような長いやりとりのすえ、まひろが道長に告げたのは「一緒に遠くの国には行かない。でも私は都であなたのことを見つめ続けます。片時も目を離さず、誰よりもいとおしい道長さまが政によってこの国を変えていく様を死ぬまで見つめ続けます」という答えだった。それでも募る思いを抑えられない二人は月光に包まれながらついに肌を重ねる……という展開で、美しく幻想的なラブシーンにSNSでは「どうした大河!」「大人の大河」「もう源氏物語じゃん」「NHK大奥以来の衝撃」と驚きや見とれる声でにぎわい、涙を流すまひろの「人は幸せでも泣くし、哀しくても泣くのよ」との名ゼリフも注目を浴びた。
なお、まひろと道長の駆け落ちを巡る会話には「このまま駆け落ちしてしまえ!」「ロミオとジュリエットみたい」「道長のまひろへの愛が真っすぐ過ぎて素敵」と両者に共感が寄せられていたが、特に冷静で現実的な視点を持つまひろを支持する声が多く「まひろの方が大人…」「まひろは賢いね…」「まひろの志が怖いくらいに高い」「まひろの言う通りだ」と称賛の声が上がっていた。
第10回の演出を手掛けたのは、「花の乱」(1994)・「秀吉」(1996)・「義経」(2005)など多くの大河ドラマや、柄本佑主演のNHKドラマ「空白を満たしなさい」(2022)の演出にも参加した黛りんたろう。(石川友里恵)