輪軸不正をめぐりJR貨物に事業改善命令へ 国交省
鉄道車両の車輪に車軸をはめ込む「輪軸組み立て作業」をめぐり、データの改ざんなどの不正が行われた問題で、国土交通省は30日、改ざんを行っていたJR貨物に対して鉄道事業法による事業改善命令を出す方針を決め、発表した。行政手続法に基づき同日、同社に11月6日まで弁明の機会を与える通知を出した。 【写真】鉄道車両の「輪軸」の仕組み 国交省は30日、同じくデータの改ざんをしていたメトロ車両、京王重機整備、総合車両製作所の3事業者に対しては通達に基づく指導をした。JR東日本に対しては、保安監査に基づく指示をした。JR貨物も含めたこれら5事業者に対しては、同省が鉄道事業法に基づく特別保安監査をすすめていた。
朝日新聞社