インドネシア侮れず サウジと豪から勝ち点もぎ取った難敵 サッカーW杯最終予選
サッカーW杯アジア最終予選で、日本代表はインドネシアと15日に戦う。 敵地で戦うインドネシアは侮れない。最新の国際サッカー連盟ランクは、日本の15位に対して130位。ただ、旧宗主国のオランダなどから本場の欧州でプレーする帰化選手を増やしていて、伊東(スタッド・ランス)は「個の力は上がっている」と警戒する。 【写真】三笘、チーム力に自信 オランダなどからの帰化選手で強化中…インドネシアに負けん それだけの結果を残してきた。W杯アジア最終予選は3分け1敗でC組5位ながら、W杯出場常連のサウジアラビアに敵地で、オーストラリアにホームで引き分けている。4~5月のパリ五輪アジア最終予選で、韓国の10大会連続出場を阻止したのも印象深い。 W杯のアジア出場枠が「4・5」から「8・5」へ大幅に増え、サポーターの期待感も高まっている。約7万8000人収容のスタジアムで行われる日本戦は満員が確実。板倉(ボルシアMG)は「熱気に包まれるだろうし、メンタル的にも準備しないといけない」と表情を引き締める。 独立前だったオランダ領東インド時代の1938年フランス大会以来となるW杯出場に挑む勢いは、W杯初出場を目指していた約30年前の日本を思い起こさせる。1~2月のアジア・カップ1次リーグで3-1で勝っているとはいえ、メンバーも変わっている。一筋縄ではいかなそうだ。(奥山次郎)