<新宿野戦病院>“あの頃”を思い出す…未知なるウイルスに立ち向かう小池栄子“ヨウコ”らが圧巻でトレンド入り
小池栄子と仲野太賀がW主演を務めるドラマ「新宿野戦病院」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FODにて配信※毎週放送終了後から次週のエピソードを先行独占配信)の第10話が、9月4日に放送。小池演じるヨウコらが、未知なるウイルスに立ち向かう“あの頃”を思い出す展開が圧巻でXでトレンド入りを果たした。(以下、ネタバレを含みます) 【動画】小池栄子”ヨウコ”の無資格がバレ、院長・柄本明“啓介”ともども逮捕か… ■宮藤官九郎オリジナル“救急医療エンターテインメント”「新宿野戦病院」 本作は、脚本家・監督・俳優・ラジオパーソナリティー・ミュージシャンなど幅広く活躍する宮藤による完全オリジナル脚本。新宿・歌舞伎町を舞台に、“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、“命”の尊さを投げかける新たな“救急医療エンターテインメント”。 小池がアメリカ国籍で元軍医のヨウコ・ニシ・フリーマンを、仲野が麻酔医の勉強をする美容皮膚科医・高峰享を演じ、橋本愛、平岩紙、岡部たかし、馬場徹、塚地武雅(ドランクドラゴン)、濱田岳、余貴美子、高畑淳子、生瀬勝久、柄本明らが出演。サザンオールスターズの「恋のブギウギナイト」が主題歌となっている。 ■小池栄子“ヨウコ”らの前に、未知なるウイルス・ルミナが立ちはだかる アメリカから帰ってきた歌舞伎町のホスト・凌介(戸塚純貴)が、未知の新種ウイルス・ルミナに日本人で初めて感染。日本の医師国家資格を取得し、勝どき医療センターの研修医として働いていたヨウコ(小池栄子)や、享(仲野)たち聖まごころ病院の医師たちも、それぞれの場所でこの未知なるウイルスに対応していた。 享らがルミナの症状を確認。「怒りっぽくなる」というと看護師長の堀井(塚地)が「ない!」と怒ったり、「記憶障害」というと経理担当の白木(高畑)が「何、探してたんだっけ?」と探したり。シリアスなテーマを描きながら要所要所にコミカルな場面を散りばめるところが、宮藤の脚本ならではだ。 ルミナ病棟に入院していた凌介を無断で母とリモート面会させたことにより、2週間の停職となったヨウコが聖まごころ病院に戻ってきた。久しぶりに会うヨウコに享がハグしようとすると、田島(馬場)と横山(岡部)が2人の間に入り、熱を測り消毒をさせるシーンが印象的だ。凌介を看取ったヨウコは、聖まごころ病院にルミナの専用病床を作るために戻ってきたのだった。 ■仲野太賀”享”、父・生瀬勝久”啓三”の感染に自分を責める そんなとき、院長・啓介(柄本)の弟で享の父・啓三(生瀬)がルミナに感染。感染者対応をしていた享は、自分のせいで一緒に暮らしている父が感染したと何度も謝る。ヨウコは享を屋上に連れ出し、平手打ち。リスクを冒して患者を守った享は悪くないとブチギレる。さらに屋外でマスクは不要だと、「自分の頭で考えることまで放棄するな」と説く。 聖まごころ病院で治療していた啓三の症状は徐々に悪化。ECMOが必要なほど重症になったが、どこも空きがなく転院は叶わない。精神的に追い詰められていた享が頭を冷やしに外出すると、ECMOが確保でき、啓三を転院させることができると連絡が来た。 ■“あの頃”を思い出す未知のウイルスを描く10話に視聴者「脱帽」 未知の新種ウイルスについて描かれた本編に、SNSでは「聖まごころ病院に勤務する人達のルミナに対するスタンスが、コロナ禍に生じたそれぞれの見解の相違の縮図のようだった」「確かに『あの頃』だった。報道され白い目で見られ、濃厚接触者だからPCR検査して。大好きな飲食店は休業、緊急事態宣言、コンサート中止。悲しい出来事も、たくさんあった」「一つ一つがみんな覚えのあるようなことばかり」などのコメントが。 さらに「さすがクドカンワールドでグイグイ進めていくんだけれど、あのコロナ禍って、こうだったんだなぁと、考えさせられた。けど、笑った」「再び来るかもしれない未知のウイルス感染爆発の恐怖と皮肉、人間の愚かさと強さ、そしてこのドラマを通してのテーマ“平等とは?”が完璧に描かれた1話に脱帽」「クドカン、凄すぎる、凄すぎて…最終回嫌だ。続編、スペシャル、映画でお願いします!!!!」などの声も上がり、Xでトレンド入りを果たした。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部