ポスターに“異例”の事態…問題視の声も 都知事選“史上最多”56人立候補
■石丸氏「ネットの力で人の輪」
前広島県安芸高田市長の石丸伸二候補(41)。第一声では本人よりも先にスタッフや支持者がマイクを握ります。 ドトールコーヒー創業者 「初めて石丸さんに手紙を書きまして。とにかく応援したい、一度会いたいと。毎日のようにYouTubeを聞いていて、時には4時5時になる」 前安芸高田市長 石丸伸二候補 「全員が初めてお会いしたのはこの1カ月という皆さんです。そんなことってあるもんなんですね。ネットの力を通じて、これほどまでに大きな人の輪が広がっています」 ネットを通じて知り合った縁で選挙戦を戦うようです。表参道では多くの人たちからセルフィー(自撮り)をせがまれていました。 前安芸高田市長 石丸伸二候補 「(Q.安芸高田市長選と都知事選の違いは)人が違う。安芸高田で街宣車乗っても人っ子一人いなかった。今日人しかいないです」 「早く急いで手を打つ必要があります。政治を変えないといけないんです」
■田母神氏「トランプより若い」
防衛省前。元航空幕僚長の田母神俊雄候補(75)は古巣の前で訴えかけます。 元航空幕僚長 田母神俊雄候補 「東京都知事選に立候補しました。満75歳。年齢の詐称はしておりません。75歳…バイデン大統領やトランプ大統領よりもずっと若いんです私は」 田母神候補は、2014年の都知事選では60万票を集め4位でした。 元航空幕僚長 田母神俊雄候補 「『どのくらいの票を狙っているんですか』とよく聞かれるんですが、250万票を狙っていますよ。私は一番じゃないとダメなんです。“二番”でいい人も立候補していますけども、私をぜひ一番にしてください。私は多分、他の候補者に比べるとずっとその能力は高いですよ。自衛隊で5万人を動かしてきた実績があるから」
■ポスター貼れない!で異例の…
彩豊かな候補者が出そろった東京都知事選。そんななか“ポスター枠”が足りなくなる事象も起きていました。 清瀬市の選挙管理員会。責任者は昼ごはんも食べらられず、ヤキモキしていました。東京都が指定し、各自治体が設置した掲示板の枠は48しかないからです。 清瀬市選挙管理委員会 伊藤淳一事務局長 「(Q.現状、掲示しているが入りきらない)入りきらないですね」 最終的に都知事選への立候補者数は56人に上りました。前回の22人から倍以上の過去最多です。枠に収まらない8人に対して、東京都が決めた対策はというと…。 下村彩里アナウンサー 「選挙ポスターを貼る掲示板に、新たにクリアファイルなどを使って、候補者の方がポスターを貼ります」 少しでも見栄えをよくしようと試行錯誤を繰り返した候補者は…。 候補者 「こっちの方が絶対いいじゃん。(Q.ただ、これだと雨が)全然大丈夫。だってこれ雨強いから。名前もスッキリ見えるし」