森永康平氏 自民が同日選で勝利するシナリオ「玉木さんを結局何もできなかった人にしてしまえば」
経済アナリスト・森永康平氏(39)が2日放送の文化放送特番「森永卓郎と森永康平の親子経済学」(後3・30)に父の経済アナリスト森永卓郎氏(67)と出演し、支持率を上げている玉木雄一郎代表(55)の国民民主党に自民党が対抗する“戦略”について語った。 【写真あり】玉木雄一郎氏も箱根駅伝に注目「東大陸上部時代はお世話になりました」 石破茂首相は年末にテレビ番組に出演した際、夏の参院選の時期に合わせて衆院を解散し、衆参同日選とする可能性を否定しなかった。卓郎氏は「いちかばちか勝負に出るっていう手は十分ある。国民民主もデフレが続く限りは消費税5%に下げると言ってるわけですね。それを逆手に取って“石破政権は消費税を完全撤廃します”と言って選挙をやれば圧勝すると思う」と自民党が選挙で勝つ“唯一の可能性”に言及した。 これをあきれ顔で聞いていた康平氏は「7月に衆参ダブルでという可能性はなくもない」とし、「自民としたら国民民主(の動き)が気持ち悪いわけですよ。今は20代、30代からしたら国民民主が第1党になってるわけで、今の勢いで選挙をやったら国民民主が伸びて自民は大敗する」と予測。 それでも国民民主党が支持率を落とす可能性もあるという。「国民民主の期待値は高かったが、よく見ると消費税減税の話は出なくなり、178万円の壁も120、130万みたいな話までされ、ガソリン税の話も先送りされ、あれっ?って話になりつつあるわけですね。“玉木さん、かっこいいこと言ってるけどやることやってない”って。期待が高いからこそダメだった時の落差は凄い」と説明。 そして「僕が自民党の立場だったら玉木さんを丸め込んで、結局何もできなかった人という形にしてしまえば、衆参同日選をやった時に国民民主が伸びなくて自公が過半数を回復するシナリオはあると思う」と続け、「玉木さんを潰しにいくと“玉木さんかわいそう”って逆に国民民主が強くなるので、あえてフニャフニャ丸め込んで期待を裏返しさせることで(自民が)回復させるっていう…僕が自民の立場なら取ると思う」と“戦略”を語った。 卓郎氏は「闘う姿勢を見せないとずるずると取り込まれてしまうことはあると思う」と玉木氏について懸念していた。