ヤマハ新型「MT-07」登場!「MT-07 Y-AMT」もラインナップ、フェイスデザインを一新し精悍さを増した!
電子制御スロットル採用、Y-AMT仕様車もラインナップ
コンパクトで軽快なスポーツネイキッドとして幅広い層のライダーから支持されているヤマハ「MT-07」のニューモデルが、欧州で2024年10月24日に発表された。兄貴分のMT-09を思わせるファミリーフェイスを採用、電子制御スロットル・YCC-Tを新採用し、先にMT-09に導入されたY-AMTを搭載するグレードも用意された。 【写真はこちら】新型「MT-07」の全体・各部・走行シーン、カラーは3色! 新型は精悍なフロントマスクを採用、シリーズ共通のイメージを与えられるとともに、シャープでモダンなイメージを演出している。 ヘッドライトは中央にある、超小型のバイファンクショナルLEDヘッドライト。これはMT-09やXSR900GPなどに採用されているのと同タイプ。その下、左右に配置されているのはLEDポジションランプだ。テールランプも新作となる。 ハンドルは従来型より18mmワイドになり、22mm低く、9.3mm手前にセットされており、ステップは10mm低くなっているそう。シート高は805mm。ライディングポジションや足つき性の向上に期待できそうな内容となっている。 メカニズム面でのハイライトは、次世代トランスミッション・Y-AMTの導入だろう。 Y-AMTは、クラッチ操作と変速、それぞれの操作をアクチュエーターを使って自動で行なうことでAT、MT両方が楽しめるという革新的なトランスミッション。変速は左スイッチボックスにあるシーソースイッチでのみ行なう方式で、クラッチレバーやシフトペダルを持たないのもMT-09のY-AMT車と同じ。ちなみにモードはマニュアルモードと2種類(D、D+)のATモードを用意。これもMT-09のY-AMTと同じだ。 このY-AMTモデルの設定に合わせて、スロットルは電子制御となった。また、マニュアルミッションのスタンダードも含む全車にアシスト&スリッパークラッチが新採用されたのも嬉しいポイントだ。 エンジンは排気系やエアクリーナーボックスを見直し、最高出力こそ従来型と変わっていないが、サウンドがより官能的になったという。タンクカバーに開けられたこのスリットも、ライダーに心地いいサウンドを聞かせるためのチューニングの一環のようだ。
webオートバイ編集部