「知る人ぞ知る名所」山形・銀山温泉 外国人客殺到でトラブルも 日帰り客も入場制限
■トラブル続出…狭い道路でスリップ立ち往生
観光地としての人気が高まるなか、周辺の無料駐車場は大混雑。観光客が殺到し、様々な問題が起きています。 冬になると一帯が銀世界に変わる銀山温泉。例年、観光客が最も訪れる時期です。 脇本組合長 「外国のお客さんは増加している印象」 今回、番組が話を聞いたのは、銀山温泉組合の脇本組合長です。 19代目の脇本さんが営む創業400年以上の老舗旅館「古山閣」も、来年2月まで週末の予約がほぼ埋まっています。 そのため、日帰りの観光客やツアー客も多いといいますが、銀山温泉の入り口に通じる一本道でトラブルが相次いでいます。 脇本組合長 「ここを上ろうとして、上れなくて。スリップすると、どんどん横にずれていって。建物にぶつかったりしている」 車や観光バスがスリップして上り切れず、立ち往生してしまうといいます。 他にも、2台の車が普通に停車しているだけに見える写真。しかし、この場所は…。 脇本組合長 「ここの欄干を取って除雪すると、雪がたまるんですけど。その上に車を止める人がいる」 「(Q.隣の川に落ちちゃう?)落ちますね」 こうしたトラブルの対応は誰が行っているのでしょうか?
■日帰り客「1時間100人まで」規制案発表も…
脇本組合長 「救出作業は、私たちここの住民とか従業員で行っています。特にスタッドレスタイヤも履いてこない方だと大変」 そこで、銀山温泉組合は長い歴史のなかで初めて、冬の期間にマイカー規制と入場規制を行う方針を発表しました。日帰りの観光客に対して、夜間にマイカー規制を実施。午後5時から8時の時間帯は1時間あたりの入場者数を100人に制限する案を検討しています。 脇本組合長 「一番は温泉街の魅力を失いたくないというのと、もっと魅力をあげたいという気持ち。そこに尽きると思う」 しかし、バスやタクシーの事業者との調整や法律の問題から、当初予定していた来月からの実施は不透明だといいます。 さらに、方針を発表してからは組合に対し、クレームの電話もあったといいます。 脇本組合長 「お客様にいっぱい来てほしくないとか、そういう気持ちではなくて。もっとゆっくり楽しんでいただきたい」 (「グッド!モーニング」2024年11月13日放送分より)
テレビ朝日