憧れのキャンピングカー、まずはレンタルが正解? クルマと車中泊場所選びの極意とは。
RVパーク選びで大切なこと
キャンピングカーをレンタルした車中泊の際、初心者にオススメしたいのが「RVパーク」を利用することだ。RVパークとは、日本RV協会が公認した「快適に安心して車中泊ができる場所」。余裕のある駐車スペース、24時間利用可能なトイレ、100V電源設置、入浴施設が近隣にある(クルマで15分圏内)など、定められた条件を満たす場所のみが車中泊施設として登録されているため、初心者でも不便のない、快適な車中泊が可能だ。最近ではフリーWi-Fiを提供している施設も多く、場所によってはリモートワークもできる。 ここ数年でRVパークは全国的にさらに増え、昨年(2023年)時点で全国で400か所以上。今年(2024年)に入ってからも、続々と新しい施設が登録・オープンしている。 RVパークは大半がチェックイン・チェックアウトの時間を定めている。事前決済やフリーチェックイン&チェックアウトの施設も増えたが、窓口での当日決済が必要な施設も多い。チェックイン時の必要項目については利用施設のページを事前にチェックしておこう。 RVパークは施設ごとに設備の充実度が異なるため、下記ポイントを事前にチェックしておきたい。 1.利用料金 1泊あたりの利用料金は2,000円~5,000円程度が多め。新しい施設で設備が充実している場合はもう少し高額になる。電源使用やシャワー、温泉等の使用料金が別で設定されていることもあるので、すべて含めた総合計の金額で考えることがとても大切。たとえば電源は、別途1,000円~2,000円で設定されている施設も多い。夏場はエアコン(クーラー)を使用するため、電源の使用は必須といえる。 2.トイレはキレイ? 特に屋外にトイレを設置している車中泊スポットは水場が傷みやすく、古い施設ではキレイに掃除されていても臭いや汚れ、痛みが目立つ場合がある。ホテル併設の施設でも、ホテル自体の老朽化により、臭いや痛みが気になることも多い。 女性や子どもはトイレの清潔さや臭いに敏感なため、事前にRVパークの口コミや施設写真などでチェックしておきたい。 3.お風呂やシャワーの利用料金 汗を大量にかく夏は、お風呂やシャワーが必須。RVパークは入浴施設が完備されているか、近隣にあることを登録条件としているためその点は安心だ。宿泊割引等が適用され安く利用できる施設もある。 温泉付きのホテル等、宿泊施設の駐車場をRVパークとして貸し出している場合は宿泊施設内の浴場を利用できることが多い。別料金になっていることが多く、温泉や入浴施設は1人800円~1,500円、シャワーは10分300円あたりが目安。施設によっては入浴・シャワーが利用料金に含まれている場合もある。 4.口コミ評価が良いかどうか 利用したいRVパークを1~2つほど選んだら、最後に実際の利用者の声をチェックをしておきたい。RVパークのサイトやGoogle、X(旧Twitter)検索などで施設を調べると、施設の写真や口コミ評価を確認できる。良い口コミはもちろんだが、厳しい意見も当然書かれているため、特に施設の充実度を求める方は細かく確認しよう。 口コミ評価では「施設までの経路(道路の広さなど)」や、「キャンピングカーの駐車のしやすさ」「トイレや水場、手洗い場など設備の充実度・清潔感」あたりを確認しておこう。