巨人、4年50億円規模の大型契約でR・マルティネスと合意 大勢&ケラーと160キロトリオ結成
巨人は16日、中日から自由契約となっていたライデル・マルティネス投手(28)と契約合意したと発表した。4年契約で、50億円規模の超大型契約とみられる。入団記者会見は来日後に行う予定。今季、セ・リーグ最多の43セーブを記録した〝最強守護神〟の加入で、今季は抑えを務めた大勢投手(25)、カイル・ケラー投手(31)との最速160キロトリオがブルペンにそろった。 【写真】巨人・大勢が爆笑会見「10億です…、ウソです」 ハワイ優勝旅行を終えた阿部巨人が、マルティネスの獲得を正式に発表した。大きな補強となるキューバ人守護神は球団を通じ、意気込みを語った。 「心からうれしく思っています。これまでと変わらず全力でプレーし、2025年がジャイアンツの年になるように頑張ります。東京ドームでファンの皆さまの前で投げられるのを楽しみにしています」 2年ぶり2度目のセーブ王に輝いた右腕は中日との3年契約が満了。中日、DeNAと年俸10億円前後の大争奪戦が繰り広げられた中、14日にマルティネス側が中日に退団の意思を伝えた。移籍先の最有力だった巨人は、NPB史上類を見ない総額50億円規模とみられる4年契約で口説き落とした。 阿部監督は獲得した場合に今季クローザーだった大勢を八回に回す考えを明かしていた。今季29セーブ、防御率0・88の大勢がつなぎ、同1・09の新守護神が締める。 〝160キロトリオ〟の結成だ。最速161キロを誇るマルティネスに、今年4月に最速160キロを計測した大勢、そして9月に最速160キロを計測したケラー。阿部監督は七回にバルドナード、高梨、今季新人王の船迫らを起用していく方針だが、ケラーが2人に次ぐ実力者。160キロトリオのリレーでねじ伏せる。 「相手からしたら『六回までに何とか点を取らないと』というプレッシャーもかけられる」と阿部監督。今季リーグトップの救援防御率2・27からのさらなる強化に手応えを感じている。