【2024しずおか総決算】異常な暑さに大雨…さらに地震も 自然の脅威を思い知らされた1年
福島流星 記者:(9月1日) あちら奥、山肌が完全に見え、その先に崩れた墓石が積み重なっています 約1300年の歴史を持つ静岡市清水区の鉄舟寺でも土砂崩れにより50基を超える墓石が倒壊。 鉄舟寺・世永天山 住職: まさかこんなことがあるのか、身近な所でこんなことが起きるのかと自然の力にはびっくりした
杉本真弓カメラマン:(9月1日) 静岡市久能地区の土砂崩れ現場です。現在、水は流れていませんが周辺の農業用ハウスが土砂に埋もれてしまっているのが確認できます 静岡市駿河区ではイチゴ農家のハウスが土砂に呑み込まれた。 沢山農園・澤山秀雄さん: 雨は少しは予想したが、あんなに降ると思わなかった。初めていまだかつて。 あれから4カ月… 沢山農園・澤山秀雄さん: もうなんとも言えない、4カ月も過ぎるとあきらめもついている
今回の大雨により、手塩にかけて育てたイチゴ約12万粒が被害に遭った澤山秀雄さん。 沢山農園・澤山秀雄さん: はじめは再建を考えていたが、現場を見るとこんな状態だから、今からこの石垣全部積むとなると大変な仕事 農業用ハウス22棟が土砂に流されたことで今年は被害を免れたイチゴしか出荷できず、収入の大幅な減少は避けられない。 沢山農園・澤山秀雄さん: 今年の収穫を見ながら考えるしかない、来年のことは。健康面に気を付けて、1年でも長く作業ができればいい
一方、墓石が倒壊した鉄舟寺の被害に心を痛め動き出したのが東海大静岡翔洋高校の生徒会だ。 東海大学の前身・航空科学専門学校がかつて鉄舟寺を寮として使っていた縁もあり支援に乗り出した。 東海大静岡翔洋高校 生徒会長 若神子凛さん: お骨なので機械が入れないと聞いたので、私たちの力で少しでも早くお墓が元の形に戻ればいい 募金は東海大系列の他の学校が集めた分と合わせて2025年1月29日に届けられる予定だ。 鉄舟寺・世永天山 住職: 地元の翔洋に限らず全国の付属校で支援の輪が広がっていると聞いていて、大変うれしく感謝している
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