【新NISA】40歳代から毎月「3万円」投資したら65歳での資産はいくら?投資期間20年×利回り4%でシミュレーション
新NISAで積立投資を行う際の注意点
以下のような注意点も押さえておきましょう。 ●短期売買は避ける 保有商品の値動きが良くないなどの理由で、途中で売却したり、積み立てをやめたりするのは避けましょう。 タイミングによっては損失が発生するばかりか、積立投資のメリットを享受できません。 ●分散し過ぎない 積み立てる商品の種類を増やせばリスクを抑えられますが、その分リターンも小さくなります。 特に、投資信託は複数の資産や銘柄に分散投資する商品なので、過度な分散は必要ありません。 ●20年以上続けるのが理想 あくまでも過去のデータによるものですが、20年以上の長期投資を行う場合の収益率は2~8%に収れんしており、1度も元本を割ったことがありません。 安定した運用成果を得たいなら、20年以上の投資計画を立てるのが理想です。 では、40歳代から20年間積み立てた場合のシミュレーション結果を見ていきましょう。
40歳代からの積立投資をシミュレーション
40歳代から毎月「3万円」ずつ投資したら65歳での資産はいくらになるのか、投資期間20年、想定利回り4%でシミュレーションを行います。 ※本シミュレーションは実際の運用結果を保証するものではありません。 ●月3万円・投資期間20年・想定利回り4% <資産額推移> ・5年:199万円 ・10年:442万円 ・15年:738万円 ・20年:1100万円 40歳代から3万円ずつ積み立てる場合、利回り4%で運用できれば約1100万円を準備できる計算です。 仮に、金利0.1%の銀行預金で20年間積み立てた場合の積立額は約727万円(税引前)となるので、約370万円の差が生まれることになります。
毎月の積立額は無理のない範囲で設定しよう
今回は、月3万円・想定利回り4%でシミュレーションを行いましたが、実際に積み立てられる金額は人によって異なります。 積立投資は長く続けることが重要なので、まずはご自身の家計状況を把握し、無理なく続けられる金額を設定しましょう。 また、元本保証の銀行預金などとは異なり、投資にはリスクがあります。自分がどのくらいのリスクを許容できるのかを明確にし、投資方針に合った商品を選びましょう。
参考資料
・金融庁「「貯める・増やす」 ~ 資産形成」 ・金融庁「つみたてシミュレーター」 ・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)「2024年度の運用状況」
加藤 聖人