【宝塚記念 GI血ェック】京都は驚異的好相性 キズナ産駒のディープボンド
18年ぶりに京都で開催されるのが最大のポイントだ。同じ芝2200メートルでも内回りで直線に急坂のある阪神と、外回りで直線がフラットな京都では大きく性質が異なる。淀で急上昇する血の持ち主を狙いたい。 S評価はディープボンドとする。キズナ産駒は当舞台で通算【6・6・2・14】、連対率42・9%をマーク。阪神の同距離でも同23・8%と上々だが、それを上回る驚異的な相性の良さだ。ディープボンドは父に続き、この舞台の京都新聞杯をV。昨春の天皇賞でも2着に入るなど、当地で好成績を残している。近親のノースブリッジは昨年のAJCCを制しており、2200メートルとの親和性の高さも見逃せない。 ハービンジャー産駒は2014年以降の阪神芝11ハロンで7位(4勝)だが、当舞台なら2位(11勝)と大きく躍進する。同産駒のローシャムパークは、オークス馬の4代母ダイナカールにさかのぼる日本屈指の名牝系出身。多くのGⅠ馬が出ているのは魅力だ。ただ、曽祖母エアグルーヴが3着、その子のルーラーシップ、孫にあたるドゥラメンテが2着と当レースで勝ち切れていないのはやや気がかり。 もちろん、18年前に勝ったディープインパクトの産駒も有力。ジャスティンパレスは1年以上勝ち星から遠ざかっているが、半兄アイアンバローズ(父オルフェーヴル)がステイヤーズSを制したのは6歳暮れ。まだまだ能力に衰えはない。