HD-2D版『ドラクエ3』追加実装に期待大のリメイクポイントとは 新たな上級職、あるキャラの名誉挽回も?
先日行われた任天堂による新作ラインナップ発表会「Nintendo Direct」にて、HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日が2024年11月14日になると発表された。それと同時に、ⅠとⅡのリメイク作品となる『ドラゴンクエストI&II』を2025年に発売することも明かされ、ドラクエファンが大いに盛り上がっている。 【動画】改めておさらい…ニンダイで解禁された「DQ3」新作リメイクティザー映像 2021年にHD-2D版『ドラクエⅢ』の制作が発表されて以降のこの3年間、新しい情報はほとんど解禁されず、一部のユーザーの間では「本当に発売されるのか?」と不安の声もあがっていた。そんな中での、発売日の発表、および『I&II』の制作発表だったこともあり、この盛り上がりは必然だ。 いったいどんなリメイクがされるのか、今回解禁となったディザー映像などから、その一部分を読み取ってみよう。 まず注目すべきはキャラクターグラフィック。戦闘画面では従来の1人称視点に加えて、3人称視点が追加されるのはこれまでの情報からわかっていたが、どうやら、装備している武器に合わせて、仲間キャラのグラフィックが変化するようだ。僧侶を例にとると、とある場面では“棍”を、別の場面では“ヤリ”をもっている。 ちなみに、今作のタイトルにある「HD-2D」とは、スクウェア・エニックスが開発した新たなグラフィックの概念で、古き良きドット絵と高精細な現代の3DCGが融合しできることが特徴となっている。懐かしくも新しい映像表現を可能にし、不朽の名作タイトルのリメイクにもってこいとなっている。 また、戦闘システムにも変化がある。戦闘画面のコマンド欄を見ると、「とくぎ」の項目があるのだ。現在のドラクエシリーズでは当たり前に実装されている「とくぎ」だが、ナンバリングシリーズでこれが実装されたのは『ドラクエ5』からだ。いままで何度かリメイクされている『ドラクエⅢ』だが、仲間キャラが「とくぎ」を使えたことはない。素殴りしか攻撃方法がなかった武道家や戦士たちに、もし「とくぎ」が実装されることになれば、一気にパーティー構成のバリエーションは増えることだろう。