一億総「感情労働」時代!疲れた心をケアする【脳の整え方】とは?
【3】主体性≒自分の感情の決定権を取り戻す
感情労働のセルフケアは、働きながら行うこともできます。その方法は、感情の「主体性」を取り戻すこと。会社に要求されたことだとしても、「これを感じているのは私なんだよ」と受けとめたり、会社の中や外で「私がやりたくてやっていること」を見つけたりすることです。 一億総「感情労働」時代!疲れた心をケアする【脳の整え方】とは? 会社のルールや人間関係のバランスの下で働く大人たちは、本当の感情を表に出すことはほとんど許されません。それはつまり、「自分の感情の権限を会社に引き渡している状態」とも言えます。このままでは感情の持ち主としての主体性が薄れ、自分を見失い、ひいては脳も疲弊してしまいます。これは感情労働に限らず、普段周囲に合わせがちな人にもいえることです。 「本当にやりたいこと」を見つけることは、感情の決定権を取り戻すための第一歩。小さなことでもいいので、没頭する時間を作って、自分で自分の感情をコントロールする機会を設けましょう。 取材・文/金澤英恵 イラスト/日向山葵 Edited by 関野 桃子
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