日本酒の“オーナー”が新酒をビン詰め!四万十町の『無手無冠』で体験会【高知】
RKC高知放送
日本酒のオーナーたちが新酒を自らビン詰めする体験会が11月30日、高知県四万十町の酒蔵で行われました。 冷たい雨が降る中、四万十町の酒造メーカー「無手無冠」では、もろみを濾して原酒と酒粕に分ける工程「搾り」が行われました。 新酒特有の甘酸っぱい香りに包まれる酒蔵で酒を瓶に詰めているのは、従業員ではなく一般の人。無手無冠では30年前から田植えや麹作りなど主要な工程に関わって酒を仕上げるオーナー制度を設けていて、今年は約30人が参加しました。搾りたての新酒が味わえるのはオーナーの特権です。 オーナーが絶賛するお酒は酒米ではなくブランド米・ヒノヒカリを原料にしています。甘味と酸味のバランスが良いのが持ち味で、今年は雑味がなく濃厚に仕上がったそうです。オーナーたちは手塩にかけたお酒を丁寧に瓶詰めしていました。 仕上げにラベルを張り、オーナーが銘うったブランドの完成です。 ブランド名は「あばれ景子」 酒造りに加わって完成させた唯一無二のボトルオーナーたちは、やりがいや醍醐味を感じているようでした。