暖房器具は電気代が心配…!節約できるのは「エアコン」と「電気ヒーター」のどっち?
寒い季節になると、どの暖房器具を使うかを迷う方もいらっしゃるでしょう。暖房器具は、製品によって消費電力が異なるため、電気代に差が出ます。電気代が高騰しているなか、少しでも電気代を安くおさえたいと考えている方も多いはずです。 そこで今回は、「電気ヒーター」と「エアコン」の電気代を比較しました。メインで使うならば、どちらのほうがお得なのかを見ていきましょう。
エアコンにかかる電気代
エアコンは、使用環境やモードなどにより消費電力が異なり、暖房使用時の消費電力は、約100~1200ワットといわれています。今回は、消費電力が約700ワットのエアコンを使用したときにかかる電気代を計算してみましょう。なお、電気代単価は30円/キロワットアワーとします。 エアコンを1時間使用した場合の電気代は、21円です。一日のなかで10時間使用した場合、一日で210円、1ヶ月で6300円の電気代がかかります。 室温と設定温度に差があるほど、消費電力は大きくなり、電気代は高くなりますので、設定温度には注意が必要です。実際に、設定温度を21度から20度に変更すると、年間で約1650円の節約につながるというデータもあります。
電気ヒーターにかかる電気代
電気ヒーターは、暖房器具のなかでも消費電力が大きいといわれており、消費電力は1200ワットほどです。なお、電気ヒーターには「ハロゲンヒーター」や「パネルヒーター」「ファンヒーター」などの複数の種類があり、それぞれ消費電力が異なります。今回は、1200ワットの電気ファンヒーターを使用した場合の電気代を計算してみましょう。 電気ファンヒーターを1時間使用した場合の電気代は、36円です。一日のなかで10時間使用した場合、一日で360円、1ヶ月で1万800円の電気代がかかります。 消費電力が大きい分、電気代も高額となりました。電気ファンヒーターのサイズによって、消費電力は大きく異なりますので、一人暮らしや自分の部屋のみに使う場合には、500~600ワットほどの小型のものを使用するとよいでしょう。