タイのリゾート拠点に特殊詐欺か…日本人の男5人拘束 「ゆっくり聞き取りやすく」マニュアル押収
たびたび、特殊詐欺グループの拠点とされるタイのパタヤ。 5年前にも日本人15人が摘発される事件が起きていました。そのメンバーの1人、吉田健人容疑者(28)は日本国内で逃亡を続けていましたが、大阪市内に潜伏していることがわかり、17日に逮捕。この事件では、これまでに26人が有罪判決を受けています。 なぜパタヤが拠点となるのか、組織犯罪に詳しい元警視庁警視の櫻井裕一氏は、リゾートならではの理由があるといいます。
元警視庁警視 櫻井裕一氏 「(Q.なぜタイ・パタヤが拠点?)リゾートだと、日本人がうろうろしてても、全く疑われない。怪しまれないというのは一番の利点だと思う。日本人が観光に来ているんだな、程度にしか思わない。向こうから日本にかけ子として(電話を)かけるのに時差が少ない。2時間しかないので、かけ子としてだましやすい。時間的にずれがないので」 櫻井氏は、電話でお金の話が出た時点で、疑うようにする必要があると指摘しています。 (12月18日放送『news zero』より)