「関東一の水祭り」 寄居の夏の風物詩「寄居玉淀水天宮祭」 花火と舟山車の競演 幻想的な光景に酔いしれる
埼玉県寄居町の夏の風物詩「寄居玉淀水天宮祭」が3日、同町の玉淀河原などで行われた。厳しい暑さが続く中、鉢形城跡の下を流れる荒川で、ぼんぼりやちょうちんで彩られた舟山車と花火が光の競演を繰り広げた。 大宮の夜空彩る 花火5千発に9万人の見物客 野球場内に有料観覧席も 10日に東浦和、17日には岩槻でもさいたま市花火大会
同町観光協会の前身の有志が、荒川下流で地元の漁師が祭っていた水神の石宮を見つけたのが祭りの始まり。水難よけや安産の神様として信仰される玉淀水天宮の祭礼で、花火大会は1931年から開催されている。新型コロナウイルスの影響も受けて規模を縮小していたが、昨年、4年ぶりに通常開催となった。 夕方に鉢形城跡の下に集まった舟山車にぼんぼりやちょうちんの明かりが点灯。午後7時から花火大会が始まり、スターマインなど約5千発の花火が打ち上げられた。夜空に大輪が開き、集まった大勢の見物客は「関東一の水祭り」と称される夏の夜の幻想的な光景に酔いしれていた。