ヤクルト・増田珠、300万円増の900万円でサイン 「チームを盛り上げる点でも評価していただいた。来年は結果で恩返し」
ヤクルト・増田珠内野手(25)が26日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円増の900万円でサインした。昨オフにソフトバンクを戦力外となり、ヤクルトに加入。移籍1年目の今季は自己最多の52試合に出場し、打率・207、2本塁打、6打点をマークした。 飛躍の1年を振り返り「昨年の11月を考えると、こうしてまた来年、ユニホームを着てプレーできることをすごくうれしく思っている。スワローズの一員としてまた野球ができることに感謝の気持ちでいっぱい」と頭を下げ「成績は満足していない。もっとチームの勝利に貢献して、チームを優勝に導けるように、力になれるように頑張りたい」と決意表明した。 チームのムードメーカーも担った元気印で、球団からは「試合での結果はもちろん、ベンチワークなどチームを盛り上げる点でも評価している」との言葉をかけられたという。「僕の取り柄の一つ。そこを評価してもらえたのは、すごくうれしい。来年は結果で恩返しできるようにしたい」と力を込めた。 来季の目標として、色紙には「100試合 10本塁打」と記入し、「今までの自分だったら、こういう目標を立てることはできなかった。今年1年過ごしてみて、届かない数字じゃないと感じた。自分の中で大きく出たと思うが、そういうところを目指しながらやっていくことで、近づいていけると思う」と思い描いた。 目標達成に向けてオフは、体の内側を意識して鍛える考えだ。「シーズンを通して、青木さんと交流させてもらって、たくさんアドバイスをいただいた中で、外側の筋肉を鍛えることばかりに意識がいきすぎていると。もっと体幹を中心に使えるようになれば、もっといいスイングになるんじゃないかとアドバイスをいただいたので、課題を克服していけたら」と話した。現在はヨガなども練習に取り入れているという。「拾っていただいた身なので、少しずつでも恩を返していけるような結果を目指してやっていきたい」と来季を見据えた。