高校野球京都大会 春の京都大会３位の京都両洋高校が初の甲子園出場を目指す！
全国高校野球の京都大会が、いよいよ７月６日に開幕します。 注目は、春のセンバツに出場した京都国際と京都外大西、自慢の投手陣が春夏連続に甲子園に導けるか！？ 【声】京都国際高校 中崎琉生 投手 「センバツが終わってから本当に日本一を目指そうと、自分たちが決めたのでそれは絶対達成したい」 【声】京都外大西高校 田中遙音 投手 「やっぱり京都国際を倒さないと甲子園に行けないので、決勝で京都国際を倒して甲子園で勝利できるチームになりたい」 去年の王者、立命館宇治はエース十川が再び夏の主役となれるか！？ 【声】立命館宇治高校 十川奨己 投手 「去年のチームとは全く違うチームで、僕らがどう挑戦していくか、悪い意味でプレッシャーは感じていないと思います」 復権を誓う龍谷大平安は６年ぶりの夏の夢舞台を目指す！ 【声】龍谷大平安高校 藤原一輝 主将 「必ず京都で一番と取って甲子園に行くというのと、必ず甲子園で校歌を歌う。 そこに全員一人ひとりが必死になって、それができるのが一番の目標だと思います」 群雄割拠、激戦必至の１０６回目の夏、頂点に立つのは！？ その中で、春の京都大会で龍谷大平安高校を破って３位となり、初の甲子園出場を目指す京都両洋高校に注目します。 最後の夏にかけるチームのキャプテンにスポットを当てます。 創部３４年目の京都両洋高校 硬式野球部は、夏の大会では２０１２年の準優勝が最高成績です。 チームを率いるのは、３年の弓削翔太さんと、木邨優斗さんです。 ２人は共同キャプテンとしてチームをまとめます。 【声】京都両洋高校 弓削翔太 共同主将 「１年生の頃から夏の大会に２年生の時も出させてもらって、最後の最後まで悔いを残してやりきれていない部分があったので、最後の１年はどの大会も悔いなくやりきりたいという思いで、キャプテンに任命してもらって自分が背中で引っ張っていきたいと思ってやってきました」 部員たちがグラウンドで汗を流す中、部室でおにぎりを作るもう一人のキャプテン、木邨さんの姿がありました。 【声】京都両洋高校 木邨優斗 共同主将 「（味付けは）めんつゆと天かす混ぜ合わせたものとか、塩こんぶ、焼肉のたれ、ゆかり、塩、醤油です」 部員のためにおにぎりを作るキャプテンですが、チームでの役割とは・・・ 【声】京都両洋高校 木邨優斗 共同主将 「僕はマネージャーと学生コーチやっています。 入学してから少し経ったぐらいで、たぶん僕が（中学校で）軟式野球をやっていたので、硬式野球にあまり慣れていなくてそれでけがをして・・・」 ピッチャーとして入部した木邨さんですが、１年生の夏、肩のけがで選手としての道を諦めました。 そんな中、監督の勧めもあり、京都両洋初のマネージャーとしての活動をスタートさせました。 【声】京都両洋高校 木邨優斗 共同主将 「まだ１年生だったので、周りの選手や先輩方が受け入れてくれるのかすごく不安で、僕がマネージャーという形で残っていいのか不安でした」 そんな木邨さんの不安をよそにチームはマネージャーとしての彼を受け入れ、今では学生コーチとして、ノック形式の練習では、バットを握ります。 【声】京都両洋高校 田中孝昌 監督 「ちょっとノックを教えてくださいと言いに来て、（ノックの）練習をずっとやるので、野球の練習と一緒だなと思ってそういう場面を与えてやりたいなという思いになったというか」 春の京都府大会、３位決定戦で名門・龍谷大平安との一戦に臨みました。 試合は、２回に１点を先制した京都両洋が接戦をものにし、勝利！ 夏の大会に弾みをつける結果となりました。 【声】京都両洋高校 木邨優斗 共同主将 「勝ちとか負けよりも仲間の大切さとか、人の温かさとかにすごく気づかされて、一人で悩んでいても、周りのみんなとかがすごく励ましてくれたり、相談とかも聞いてくれるので人とのつながりを大切にできるようになったのが高校野球です。 僕らは秋からずっと日本一ねらうと言ってきたので、全国制覇したいと思っています」
