雲の上に浮かぶ熊本城!? 日本最大級の人工雲海、熊本市が初の試み 11日開幕の「お城まつり」で企画
熊本城が白い霧に浮かび上がった。熊本市は「秋のくまもとお城まつり」(11日~11月4日)に合わせて、日本最大級の人工雲海を出現させる。初の試みは9日、報道向けに公開。特別見学通路からは雲の上に堂々とそびえ立つ天守閣が見えた。 城の新たな魅力を引き出そうと企画。城内の古井戸の水を一部使用し、1280個のノズルで霧を発生させた。国特別史跡のため、ノズル設置の際に地面を掘らないなど配慮した。費用は700万円。市熊本城総合事務所は「霧は時間や天候によっても見え方が変わる。多くの人に訪れてほしい」としている。 まつり期間中は閉園時間を午後5時から同9時に延長する。人工雲海は午前9時から午後9時まで、30分おきに出現。午後6時以降はライトアップや音楽とともに演出。18日からは竹あかりの設置や、天守閣をレーザーで縁取る演出などもある。(諌山美羽)