佐賀県伊万里市議が缶ビール2本と焼酎水割り1杯飲み2時間仮眠後に運転、道路標識にぶつける…議員辞職
佐賀県伊万里市の坂本繁憲市議(72)が、飲酒後に車を運転して物損事故を起こしたとして議員辞職したことが23日、わかった。事故は17日だったが、坂本氏は5日後の22日まで県警伊万里署に届けていなかった。 【図表】アルコール分解(約3~4時間)の目安…ビールなら500ミリ・リットル
坂本氏によると、17日に市内のイベントに軽乗用車で参加し、会場で缶ビール(350ミリ・リットル入り)2本と焼酎の水割りコップ1杯を飲んだ。会場近くにとめた車内で約2時間仮眠した後、車を運転。荷物を積むために会場へ戻る際、近道をしようと歩道を走り、道路標識に車体側面をぶつけたという。
中山光義議長によると、市議会事務局に情報提供があり、19日に事実確認したところ、坂本氏はおおむね認めたという。辞職は22日付。坂本氏は読売新聞の取材に対し、「仮眠したので運転は大丈夫と思っていた。道路標識に傷もないと思ったので、事故の届け出が必要と思わなかった」などと釈明した。坂本氏は当選3回で、市議会議長を2021~23年に務めた。