【DAZN×EL GOLAZO】「止められるDFはいない」、「ほとんど欠点がない」。復調のキーマン・山田新と佐々木旭が抱く互いの絶対的な信頼 | Jリーグ
【国内サッカー・ニュース】『DAZN』×『EL GOLAZO』の共同企画『Who’s The Hero』では、毎節の試合から注目選手をピックアップし、DAZN公式Youtubeチャンネルで試合前の収録したコメント映像を配信する。今回は川崎フロンターレの復調を支えるFW山田新とDF佐々木旭にフォーカスした。 ●【動画】川崎フロンターレ 山田新&佐々木旭インタビュー
川崎フロンターレは今季、シーズン前半戦に8敗を喫しただけでなく、一度も連勝を飾れずに苦しい時間が続いたが、前半戦最後のJ1第19節のアルビレックス新潟戦から8試合負けなしをキープし、第25節から第27節にかけてシーズン初の3連勝をマーク。前節こそ横浜F・マリノスに敗れて久しぶりの黒星に終わったものの、後半戦は完全復調と言える戦いぶりを見せている。 そんな復調のキーマンになっているが、急成長を続けている2000年生まれ同士のFW山田新とDF佐々木旭という若手二人だ。 川崎Fの新エースとして鮮烈な活躍を見せている山田は、ここまでリーグ5位の11得点をマーク。初の3連勝へと導いた3試合ではリーグ3試合連続2ゴールと驚異的な活躍を見せ、J1で最も勢いに乗っているストライカーと言っても過言ではない。 山田は、「本当に後ろの選手が、旭くんも含めて、自分をゴール前の仕事に専念させてくれている」と前置きした上で、「本当にゴール前のところでエネルギーを多く使えているのが大きな要因だと思う」と好調の要因を分析する。 そんなストライカーの活躍ぶりに佐々木は、「自分たちがクリアしたボールを最後まで追ってくれて身体も張ってくれる」と献身的な働きに触れた上で、「縦への推進力はもの凄いものがあるので、Jリーグで止められるDFはいないんじゃないかと思います」と心強い存在となっている。 一方で学年先輩にあたる佐々木は、ここまでリーグ戦26試合に出場。本職のサイドバックだけでなく、ここ数試合はセンターバックを務めてビルドアップでのパス出しで違いを見せている。佐々木は、この活躍にあくまで「前線の選手がいくつも選択肢を作ってくれている」と味方のサポートを実感した上で、自身としても「多くの選択肢を持ちながらプレーできているので、そこがうまくいっている要因だと思う」と手応えを口にする。 そんな前線でボールを引き出す立場の山田は、「ボールを運ぶことに関しては自信を持っているように見える」と佐々木のプレーぶりについて語り、守備面でも「対人も強いですし、すごく闘える。ほとんど欠点がない選手だと思う」と絶賛する。 若手の躍動がチームに勢いをもたらす川崎Fは24日、「埼スタは独特な雰囲気があるので、そこに飲まれずに自信を持って挑むことが大事になる」と山田が語る敵地・埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦する。 この一戦に向けて佐々木は、「後ろからゴールに繋がるプレーを見せたい」とビルドアップで持ち味を発揮することを強調した上で、「無失点で終われるようにやっていきたい」と守備陣としての責務を果たす覚悟だ。一方の山田は、「とにかく得点が求められていると思うので、何失点しても自分がそれを上回るゴールを獲ってヒーローになれれば」と宣言する。チームに勢いをもたらすキーマン二人が今節、再びチームを勝利へ導く姿に期待したい。