<松たか子>2025年は後半の舞台に向けて「元気で健やかに」 新春SPドラマ「スロウトレイン」で主演
3人で海にいる場面カットは、釜山の海辺で撮影した。「釜山ロケの最後に海辺で撮りました。このときも3人でしゃべりながらずっと歩いているシーンだったんですが、このあとはどんなカットかな、なんて話をしていたら、『(撮影)終わりです』みたいに言われて。とてもシンプルで美しい場面になりました。ただ海辺を歩いてるだけなんですけど。本当に楽しい、すてきなきょうだいだなと思いました」と語る。
◇お正月の東京が「静かだし空気がきれいで一番好き」
新春ドラマとして放送される今作にちなんで、いつも正月はどのように過ごしているかを尋ねた。
「お正月は東京でじっとしてることが多いですね。これまでの人生でお正月にどこかへ旅行したことはないです。特に小さい頃は、うちの家庭が歌舞伎をやってますので、大体1月2日が初日なんですよね。お正月にどこかに行くという考えがもともとない家で育ったので、初詣も行ったことなかったんです。結婚して子どもが生まれてから初めて近所の神社に行ったぐらい。でも、お正月の東京って人も車も少なくって、私はとっても好きで。静かだし、空気がきれいで、もしかしたら一番好きかもしれない」
それでは、このドラマを家の中で家族で見てほしいかと聞くと、「いや無理強いは全然しないです。皆さん予定もおありでしょうから。でも、家族で見ても、1人で見ていただいても、絶対にすてきな時間になると思います。きっと野木さんと土井さんが今の家族の形とかのイメージをしっかり作ってくださっているので、一人で見てもちゃんと成り立ってるホームドラマというか、ファミリーの話になってると思うので。本当にすてきな、良いドラマだと思います」とメッセージを送る。
最後に、このドラマで始まる2025年をどういう年にしたいかを聞いた。
「ここのところ、私は舞台を1年に1本はやっていたんですけど、2024年はなかったんです。このドラマと映画という1年だったので。それぞれに良い出会いがあったり、楽しかったんですけど、一つの作品が終わると『ああ舞台やりたいな』と思うということを確認した年でもありました。2025年の後半にはなりますが、舞台の予定はあるので、それまで元気に過ごせれば。年女なんです。多部ちゃんも年女で。だからどうっていうことはないんですが、元気でいたいですね。健やかにお仕事をしたいなと。プロモーション活動も多かった2024年後半でしたが、そういうときこそ健やかでいたいなというか。そして、2025年の後半の舞台に元気に臨めたらいいなと思っています」と新年に思いをはせていた。