“ただただ面白い”…視聴者が唸った理由は? ドラマ『海に眠るダイヤモンド』第4話、土屋太鳳“百合子”に泣かされたワケ
神木隆之介主演の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』。本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大なヒューマンラブエンターテインメント。さっそく、第4話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】 【写真】土屋太鳳“百合子”に泣かされた…。貴重な未公開写真はこちら。ドラマ『海に眠るダイヤモンド』劇中カット一覧
百合子が朝子に冷たくする理由が判明
1958年7月。朝子(杉咲花)の初恋の人が自分だと知って以来、彼女のことが気になって仕方がない鉄平(神木隆之介)。そんな鉄平は、賢将(清水尋也)に、彼が過去に付き合っていた百合子(土屋太鳳)の話を持ち出すが、のらりくらりとはぐらかされる。 その頃、リナ(池田エライザ)のもとを訪れた進平(斎藤工)は、ゴムで束ねたいくつもの札束と拳銃を目にする。 一方、映画館の受付の仕事を辞めて労働組合の新聞編集者としての仕事に精を出していた百合子(土屋太鳳)だったが、長らく体調を崩していた母・寿美子(山本未來)の容態が悪化。亡くなってしまう。 鉄平と賢将は訃報を受け取るが、朝子は知らないまま。百合子が朝子に冷たく当たる理由は、13年前、百合子と家族は長崎原爆に遭い、姉は即死、母には重い病気が残ったのだが、悲劇の元凶が朝子の告げ口に起因していると思い込んでいたことにあった。 しかし、台風の日に百合子が投げ捨てたはずの聖母のペンダントを賢将が拾ったことで、奇跡を感じた百合子は今まで朝子に冷たくしていたことを反省し、2人は仲直りをする。 現代。社長であるいづみ(宮本信子)の第二秘書として雇われることになった玲央(神木隆之介)。突然の出来事に戸惑う社員たち。いづみは、玲央のことを「次期社長候補」だと紹介する。そんな中、秘書の澤田(酒向芳)は、いづみと玲央は血縁関係にあるのではないかと言い始め…。 百合子の過去が明らかになった第4話。やりきれない思いを抱えていた百合子と、理不尽な仕打ちに耐えてきた朝子。過去を知ってしまった以上、誰も百合子を責めることはできないはずだ。 放送後、Xでは視聴者が言葉を振り絞るように感想を投稿。「最新話泣きました。」「お昼休みに観ちゃダメなやつだった...泣いたぁ」「4話最高だった…」「海に眠るダイヤモンド凄すぎる」「海に眠るダイヤモンドやはり面白すぎる」など、ただただ「面白い」という言葉が溢れており、第4話のクオリティに圧倒される人が多かったようだ。 傑作を前にして、余計な考察はいらない。思わず口をついて出たような「面白い」と言う言葉に全てが表現されていたように思える。来週放送の第5話も見逃せない。 (文・野原まりこ)
野原まりこ