【関西大学ラグビー】同志社大、立命館大、摂南大、関西大はすでに選手権出場の可能性消滅。上位勢同士激突の後半戦、プレビュー。
全国大学選手権に進めるのは上位3校。上記3チームにチャレンジする権利があるのは、あと4位の近大だけだ。 近大は第2節・関西大戦の敗戦を「自分たちを見つめ直す機会になった」(FL中村志主将)と前向きに昇華した。 以降は復調し、4試合すべてでBPを得る。3位・関西学大との勝ち点差を「2」まで詰めている。 関西大戦では後半の序盤までに20点差をつけながらの逆転負けだった。 敗因はペナルティの多さだったが、次節の摂南大戦では後半にかけてその課題を修正し、4節の同志社大戦では堅守を披露。攻めては主戦の両CTBをケガで欠きながら今季チーム最多の10トライを挙げた。 初の関西制覇に向けて「(関西大戦以降は)背水の陣で臨んでいる」と語った神本健司監督は、「少しずつ成長している」と評価した。 3位・関西学大と4位・近大が激突するのは最終節(11月30日)。選手権争いは最後までもつれるかもしれない。 昨季の下位勢である関西大、摂南大、立命館大、同志社大は、大学選手権出場の可能性がすでに消滅した。下位2チームが進むBリーグとの入替戦回避を争う。 5位の関西大は近大に勝利して1勝3敗で折り返したが、勝ち点は4にとどまった。 3位に入るには最低でも勝ち点20が必要(関西学院大と近大の直接対決が残っているため、どちらかは最低でも勝ち点20以上になる)。 3試合すべてでボーナスポイント付きの勝利を収めても、勝ち点は19までしか積み上がらないため、関西大の選手権出場は叶わぬ目標となった。 2015年以来の4位を目指す道のりも、簡単ではない。春に敗れた立命館大との対戦も最終節に控える中、まずは上位勢にも通用したアタック力を有する摂南大と11月10日(第5節)にぶつかる。 CTB石川海翔主将は「(摂南大の)アタッキングラグビーに対して自分たちがいかに規律高くディフェンスできるかが勝負になる。(次節までの)3週間でしっかり準備したい」と語っていた。