【箱根駅伝】早稲田大チーム唯一の27分台・石塚陽士 "大エース"の走りで6年ぶりの表彰台へ
■チーム唯一の27分台 石塚陽士(はると) 大エースへの1歩目
表彰台を目指すチームに花田監督が求めるのは、「大エース」の登場です。 「エースというよりも、さらにもう一つ上の大エースと言うんですかね。早稲田イコール誰々。私たちの時代だったら早稲田イコール渡辺康幸とか名前の出てくるスーパースターがいましたので、そういう選手を今年、来年のうちに作りたいなと思っています」 今その位置に一番近い選手と目されているのが、3年生の石塚陽士(はると)選手です。今年4月には1万mで27分58秒53をマーク。チームで唯一、トップランナーの称号である27分台に入りました。それでも石塚選手は27分台を記録したことについて「エースになるためのスタートに立てた。そこからどう戦っていくかが、今後の自分の真価が問われるところだと思っています」と厳しい目線で語ります。
さらに前回大会の総合6位を「あの段階では順当というか、それなりに全員が自分たちの力を出した結果」とし、「それじゃだめだよねってところが大きい。もっと何かを変えなきゃいけないというのを僕もチームメートも思っている」と向上心をむき出しにします。 「みんなが考えてやった結果が記録に表れつつあるので、前回の順位も踏まえてワクワクしている。もう少し今回はいけるんじゃないかと感じています」と笑顔で語った石塚選手。"大エース"の1歩目となる走りで、早稲田大学を表彰台へ導きます。