【卓球】平野美宇 ファンと〝激レア交流〟の意義 平令子氏「応援を実際に肌で感じられるのはいい機会」
卓球女子でパリ五輪団体銀メダルの平野美宇(24=木下グループ)は、ファンとの〝激レア交流〟を力に変えている。 【写真】石川佳純さん イベントで〝現役さながら〟の実技指導 12日に都内で開催された自身がブランドアンバサダーを務めるミズノ社のイベントには、約600人の応募者から当選した10人が参加。トークショーは最前列から約1メートルの距離で質問に答え、体験会では1人3分ずつラリーなどを行った。参加者からのリクエストで試合さながらの鋭いサーブを披露した。 平野が欧州遠征から帰国したのは数日前。20日には世界ランキング上位16人に出場権が与えられるWTTファイナルズ福岡(北九州市立総合体育館)が始まる。多忙の中、快くイベントへの参加を決めたという。 元日本代表でミズノ社のアドバイザリースタッフを務める平令子氏は「平野選手も直接ファンと卓球で交流できる機会はなかなかないので、楽しいという気持ちが先に走っていたくらい。本当に平野選手も楽しんでいた印象ですね」と振り返る。 現役のトップ選手が今回のようなイベントをシーズン中に開催するのは珍しい。同氏は「目の前で応援してもらっていることがわかったのは、平野選手自身の練習や試合へのパワーになったのでは。ファンの応援を実際に肌で感じられるのはいい機会だし、刺激にもなったと思う」と指摘した。 イベント後の平野は「いい結果を報告するためにも、またイベントをするためにも、もっと頑張りたい」と充実の表情を浮かべた。
中西崇太