【年末調整】「10万円分の控除証明書」をなくした! 面倒だからと出さずにいると、いくら「損」になる? 年収500万円の会社員のケースで解説
年収500万円の人が控除証明書10万円を失くすと4000円の損
しかし、だからといって控除証明書をないがしろにしてよいというわけでもないかもしれません。本当に大した差にならないのか、生命保険料の控除証明書10万円を失くした場合の損失額を計算してみましょう。生命保険料控除は新契約に基づく新生命保険料と仮定すると、所得控除額は4万円となります。 例えば、年収500万円で所得税率が10%の人の場合、所得控除4万円による節税額は4000円となります。年収400万円で所得税率が5%であれば、節税額は2000円です。
まとめ
生命保険料の控除証明書10万円を1枚失くして、会社の年末調整に提出しなかった場合の損失額は、年収500万円の人で4000円です。「面倒」のひと言で済ませられるか否かは、それぞれの価値観によるところですが、捨てるにはもったいない金額なのではないでしょうか。 控除証明書は、発行元の保険会社などに連絡すれば再発行ができる場合がほとんどなので、電話1本してみませんか。 出典 国税庁 No.1100 所得控除のあらまし 国税庁 No.1140 生命保険料控除 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部