レジが無い!「次世代型ローソン」関西に上陸、どうやって買うの?
商品を取り、レジを通さず、店の外に出るだけで買い物ができる、コンビニ「ローソン」のウォークスルー決済導入店舗。その関西1号店が11月13日・夕方5時、大阪メトロ御堂筋線「なかもず駅」(堺市北区)にオープンする。 【写真】どういう仕組み? 入店時のスマホ画面 買い物時間の最短化・店舗運営の効率化を実現する「ウォークスルー型店舗」。ローソンではこれまで企業向けに出店にしており(現在は全て閉鎖)、今回のような一般客向けの通常店としては「東急電鉄二子玉川駅」構内に続く2店舗目となる。 ■ どういう仕組みなの? 利用するには、コミュニケーションアプリ「LINE」で「Lawson Go」をお友達登録し、クレジットカード情報を登録(専用アプリは必要なし)。そこで取得したQRコードをかざして入店し、商品を手に持って店外に出ると、自動的に決済される。 天井に設置された15台のカメラで客の動きを確認し、商品棚の重量センサーと合わせることで、客がどの商品をいくつ手に取ったのかをAIが判別する仕組み。なお、AIが混乱するため、店内で客同士が商品を受け渡すことはNGだ。 ■ 取り扱い商品・サービスは? 今回誕生した「S Lawson Go OSLなかもず駅店」は、御堂筋線なかもず駅の改札前に位置し、面積16.99平方メートル。おにぎり、ベーカリー、飲料、菓子等を中心に約380アイテムを取り扱う(酒、たばこ、フライドフーズ、冷凍食品、アイス、雑誌・書籍およびATM、各種収納代行、Loppi、ゆうパック等のサービスは取扱いは無し)。 購入履歴・レシートもLINE画面で確認でき、インボイス対応なので保存して印刷することも可能だ。 ■ 関西1号店、なぜ「なかもず駅」に? 同駅は、「大阪メトロ御堂筋線」「南海高野線」「泉北高速鉄道線」の3路線が乗り入れ、通勤・通学など1日約6万9000人が利用する(2023年11月7日調査結果)。 関西1号店を「なかもず駅」に決めた理由について、ローソンの佐久間大輔マネージャーは、「駅の利用者数が多いこと、住宅街や大学も近く、幅広いお客さまにご利用頂けるのではないか。また、カメラの設置に必要な高さのある店舗ということで一致した」と説明した。 現在、大阪メトロ駅構内および駅周辺では通常の「ローソン」が28店舗営業中。ウォークスルー決済導入店舗については利用状況などを検証し、今後の出店を検討していくという。 同店は11月13日・夕方5時から営業開始。以降の営業時間は朝7時~夜9時30分。